音楽ストリーミングサービスやCD・テレビやゲームの音源は「デジタル形式で記録」されていて、私たちが聞くためにはデジタル信号をアナログ信号に変換することで、スピーカーやイヤホン等で音を聞くことができます。
もちろんTVやPC、スマホにも内蔵されていますが、オーディオ用途に高音質で音を聞くためには、専用のD/Aコンバーターで変換する必要があります。
そこで今回は、D/Aコンバーターの説明や選び方を含め、オーディオ用途におすすめな価格別のD/Aコンバーターを紹介していきます。
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D/Aコンバーターとは?
D/Aコンバーター「Digital Analog Converter」の略で、文字通りデジタル信号をアナログ信号に変換する回路のこと。
通称DAC(ダック)とも呼ばれ、機器としても呼ばれることがあります。
CDプレーヤーやネットワークプレーヤーなどにも機能の一部として搭載されていることが多いです。
D/A変換部は多くがDACチップと呼ばれるICチップで構成され、主に下記のようなメーカーがあります。
- ESS Technology
- 旭化成エレクトロニクス
- Burr-Brown
- Cirrus Logic
DACチップの違いに加えオーディオメーカのノウハウで電源方式・入力ソース・マスタークロックや制御方式によりアナログ信号に変換されますので、D/Aコンバータで音が変わるということですね。
オーディオ機器にしろゲーム機やTVにしろ、高音質な音を聞くにはデジタル信号のまま音を外部のD/Aコンバータに送ることが重要で、デジタル出力が必要です
D/Aコンバータの種類
D/Aコンバータは多種多様で、金額も数万円から数百万円の製品が存在します。中でもポータブル用途なのか据え置きなのかが重要です。
ポータブル用途な製品はバスパワー駆動が多く、外部電源を必要としません。
基本的にはポータブルDACは、あまり消費電力の高いDACチップは詰めないのと電源はスマホやDAPに依存するので音質には不利です。
一方据え置き型は電源を搭載でき、機器によってはL/Rチャンネルごとに高性能なDACチップを搭載でき、より高音質へ進むことができます。
据え置き機でもACアダプタの物は重量が軽くなりますし、値段が安いのもある。ポータブルDACで高性能なDACチップや電源を積んでる物もありますが高価でデカくなる
他にも下記のような機能を持ったものもあります。付加機能に応じて値段も上がりやすいので何が必要か考えてみましょう。
- ヘッドフォンアンプ内蔵
- アンプ内蔵
- ネットワーク機能内蔵
D/Aコンバータの選び方
D/Aコンバータは値段、入出力方式、対応する機能やフォーマット・サイズと様々です。そこでD/Aコンバータの選ぶ上で大事なことを紹介していきます。自分に何が必要か考えましょう。
- 入出力で選ぶ
- 機能で選ぶ
- サイズで選ぶ
結論から言うと、このようなスペックのD/Aコンバータであれば普通は特に問題はありません。
ここからDACチップの種類や電源の数、ほかの付加価値が加わりが音質、値段があがります。
入出力で選ぶ
デジタル入力には様々なものがあります。CDプレーヤーやテレビの音声を入力するにはS/PDIFという、光・同軸入力が必要になります。
またPCオーディオとしてパソコンと接続するにはUSB入力が必要になり、用途に応じて必要なものが変わります。
主な入力と用途はこちら。I2S、SPIは、AES/EBUは用途が特殊なのであまり気にしなくてもいいかと思います。
入力種類 | 接続用途 | 重要性 |
---|---|---|
USB | パソコン、スマホ、DAP | ◎ |
光(OPTICAL) | テレビ、ゲーム機 CDプレーヤー | ◎ |
同軸(COAXIAL) | CDプレーヤー | ◎ |
AES/EBU | CDプレーヤー | △ |
ZERO LINK | DACートランスポート間通信 (DVI接続) | × |
Diretta | PCーDAC間 (LAN接続) | △ |
Bluetooth | スマホ、DAPなど | 〇 |
USB
パソコンと接続しPCオーディオとして使うならば必須になってくるのがUSB入力です。主に一般的なUSB-AではなくUSB-Bと呼ばれる規格がオーディオ製品に使われることが多いです。
多くの製品は最大のサンプリング周波数がUSB入力時の場合が多く、より高音質を求めるPCオーディオには必須になってきます。
最近はネットワークでの音楽再生が盛んになり、USB入力だけない商品も存在したりします。
また最近は音質を変えるUSB伝送技術、「Bulk Pet」に対応している商品も増えてきました。
転送負荷を4パターン変えることができ音質改善の他に、好みの音質へと変化させれます。ドライバーをインストールするだけで使える。
光(OPTICAL)、同軸(COAXIAL)
テレビやゲーム機を高音質に聞くために必須の入力で、ノイズ強く長い距離での伝送も問題なし。CDプレーヤーやブルーレイプレーヤーの出力にも多く使われています。
光ファイバーを内蔵して、オーディオ用途としては光角型プラグを採用しているのが一般的です。曲げに対する耐久性が弱いので取扱いに注意しましょう。
一方で同じデジタル転送で同軸(COAXIAL)もあります。オーディオ用途では光(OPTICAL)より音質に有利と言われることが多く、CDプレーヤーやネットワークプレイヤーにも多く使われています。
同軸の方がジッターと言われる信号の波形の揺らぎの影響が小さく、安定した通信が可能と言われますが。実際にそこまで気にしなくても大丈夫です。
RCAケーブルと同じような形をしていますが、デジタル信号用にインピーダンスが75Ωに設定されていますので50Ωなどの製品と間違えないようにしましょう。
またRCAとBNCの2種類がありますがほとんどの場合はRCAタイプで、クロックジェネレーターなどの周波数の高い機器接続にBNCを使います。
AES/EBU
業務用デジタル音声信号伝送規格の一つで、24bitデジタル音声信号を2chまで伝送可能。ノイズに強く長距離伝送が可能。
一般的に3ピンタイプのXLRタイプコネクタを使用し、バランス接続で伝送をします。入力がオスピンで出力がメスピンといわれる形状になっています。
ZEROLINK
ZERO LINKはSFORZATO社とSOULNOTEで策定した、トランスポートとD/AコンバーターをDVIケーブルでつなぐのデジタルリンク接続です。
その名の通り、非同期回路をD/Aコンバーターからゼロにすることにより音質向上させるものです。
例えば再生前にトランスポートから、48kHzで出すよという信号をDACは受けてそれに合わせて、48kHZに同期する高品位のマスタークロックをトランスポートに返す。これにより完全にDACートランスポート間で同期したクロックで動作させることができ、圧倒的な音質向上をもたらすもの
しかし、SFORZATO社とSOULNOTE社の特定の商品でしか使えない通信な上、100万越えのDACとトランスポートが必要なので一部の人しか使う機会がないでしょう。
Diretta
LANネットワークを利用した高音質伝送プロトコルの「Diretta」
受け手側の負荷を一定化することによって高音質化を図る技術
NASやPCとネットワークプレーヤーをLANケーブルで接続するのですが、送信側には「Diretta host」機能、受け側に「Diretta target」機能が必要になります。
フォーマットや機能で選ぶ
音声フォーマットで選ぶ
デジタル音声のファーマットは複数ありますので、何が必要か考えてみましょう。
主に以下の3つ
- PCM
- DSD
- Dolby® Digitalなどのマルチオーディオ
テレビやゲームは主にPCM。設定次第ではDolbyDigitalなどのマルチオーディオ信号など出せるので注意しましょう。
PCMにしかほぼ対応してないので、マルチオーディオフォーマットの音源を入れるとなかなかのノイズが発生し故障の原因になります。
まれにマルチオーディオ入力に対応したHDMI入力があるDAC付きアンプなどがあります。
また、PCMにしろDSD音源にしろ、対応するサンプリング周波数やビット数の上限がD/Aコンバータにより違います。
エントリークラスやミドルクラスでは上限が違うのでハイレゾ音源などの高いビットレートの曲を聴く場合はそれ相応の機器が必要になります。
ほとんどの人は「192kHz/24bit」に対応してるD/Aコンバータで問題ない。ハイサンプリングの曲やDSD音源を持っている人は対応を確認しましょう。
エントリー | ミドル、ハイエンド | |
---|---|---|
サンプリング周波数 | ~192kHz | ~768kHz |
量子化ビット数 | ~24bit | ~32bit |
DSD | DSD128/64 | DSD512/256/128/64 |
AmazonMusicやAppleMusicのストリーミング再生は、24bit/192kHzのハイレゾロスレス音源で高音質なTIDALでも24bit/192khzがMAXなので、ストリーミングサービス中心の方はここを抑えていれば問題ないでしょう。
MQA対応
高音質なMQAーCDやMQAデータは、機器が対応していることで段階的に開くことができます。コアでコードだと出力は88.2kHz/96kHz。
フルデコード対応だとMQAの認証が行われ、 最高の音質で聞くことができます。
未対応の場合でもMQAデータは再生できます。その場合は44.1kHz/16bitなどに変換されます。
複合機能で選ぶ
D/Aコンバータは変換機能だけでなく様々な機能が付いています。
- アンプ機能
- ヘッドフォンアンプ機能
- ネットワーク機能
- D/Dコンバーター機能
ヘッドフォンアンプ機能付きではifi Audio Uno
ネットワーク機能ではDENONのPMA-900HNE、D/Dコンバータ機能やBluetooth機能はiFi Audio ZEN One Signatureがあげられます。
D/Dコンバーター機能はUSB入力などのデジタル音源を、デジタルのまま光や同軸に変換すること
おすすめD/Aコンバータ
2万円以下 ifi audio uno
とりあえずD/Aコンバータを使ってみたい人におすすめなのが、ifi audio uno
手のひらサイズのコンパクトサイズながら、PCM 32bit/384kHz、フルネイティブDSD256、MQAという様々なフォーマットに対応しています。
前面にはヘッドフォンジャックがありヘッドフォンでも楽しめます。パワーマッッチボタンでゲイン調整ができますので、300Ωまでの様々なヘッドフォンに対応しています。
入力はあくまでUSB-C入力のみになりますので、パソコンやスマホ、ゲーム機との接続におすすめです。EQモードを搭載し、ゲームや映画、音楽など利用シーンに応じて音を変化させられ、上部のLEDで確認することができます。
バスパワー駆動で電源もいらないので、ちょっと出先や出張などのシーンで気軽に使用することが可能です。
ifi audio uno | |
---|---|
入力 | USB-C |
出力 | 3.5mmヘッドフォン、RCAライン |
対応フォーマット | DSD256、PCM32/384 |
MQA | 〇(レンダラー) |
DACチップ | 32bit ES9219 Sabre |
ヘッドフォン | ~300Ω |
電源 | USBバスパワー(5V/0.5A) |
サイズ | 88x26x81mm |
重量 | 92g |
あくまでバスパワー駆動のみで別途i power Ⅱなどの外部電源を使うことはできません。
【レビュー】iFi audio Uno ほんとに初めてのUSB-DACにおすすめ!? の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
4万円以下 ifi audio ZENDAC
300Ωを超える大型のヘッドホンやバランス接続の商品を持っている方は、少し高いZENDACもおすすめです。
unoはスマホ、タブレットとの接続を主としていますが、ZENDACはPCオーディオなどより本格的なオーディオ用途になっています。
人気のZENシリーズの中の一つで値段は比較的安めですが、unoと比べると質感も高級感があり、500g内と、持ち運びと所有欲を満たす絶妙な重量になっています。
i power Ⅱによる電源強化もできますし、高音質なバランス接続を押し出した商品です。
「可変出力」と「固定出力」を切り替えれプリアンプとしても使ったり、固定出力でプリメインアンプに送るなど柔軟な使い方もできます。
アクティブスピーカーやプリメインアンプに繋げばすぐ音楽を楽しめます。MQAにもフルデコードで対応。販売価格は約3.3万円
32ビット/384kHzまでのPCMとDXD、DSD256、MQAをビットパーフェクトで出力するので、変わることなく高音質を楽しめます。
ifi audio uno | ZENDAC | |
---|---|---|
入力 | USB-C | USB3.0 Bメス |
出力 | 3.5mmヘッドフォン、RCAライン | RCAライン(アンバランス) 4.4mm バランス |
対応フォーマット | DSD256、PCM32/384 | PCM 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz DXD 352.8/384kHz DSD 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz |
MQA | 〇(レンダラー) | 〇(フルデコード) |
DACチップ | 32bit ES9219 Sabre | Burr Brown |
ヘッドフォン | ~300Ω | 6.3mm (アンバランス)~300Ω 4.4mm (バランス)~600Ω |
電源 | USBバスパワー | USBバスパワー iFi iPower 5V 駆動可 |
サイズ | 88x26x81mm | 158mm×35mm×100mm |
重量 | 92g | 491g |
詳しくは【レビュー】ifi audio ZENDAC 初心者にもオススメなハイレゾ対応のハイコスパDAC!の記事で紹介していますのでご覧ください。
6万円以下 ifi audio ZEN One Signature
同じくifi audioからZEN One Signature
おなじ同社のunoやZENDACとは違い、ヘッドフォンアンプやボリューム操作のない純粋なD/Aコンバータです。
PCM44.1kHz~384kHz、DSD64~DSD256、MQAフルデコードとスペックは申し分ありません。バランス回路設計とSignatureグレードの実装部品により、今までのZENシリーズとは一線を画す音質となっています。
USBやS/PDIF入力(光、同軸)に加えBluetooth機能が追加され、多彩な入力を持つデジタル機器のホームオーディオハブとして活躍でき、パソコン・ゲーム機・スマホなど繋げないものはほぼありません。
付属品としてiFi独自のノイズキャンセリング技術ANC IIが搭載されたpower Ⅱが付属します。
また、USB入力からS/PDIF出力(光、同軸)へと変換可能なD/Dコンバーター機能もあるので、USB入力を持たないDACやDAC付きプリメインアンプなどと接続することが可能です。
ZEN One Signature | ZENDAC | |
---|---|---|
入力 | USB-B3.0(USB2.0互換) S/PDIF(同軸/光角) Bluetooth5.1 | USB3.0 Bメス |
出力 | S/PDIF同軸デジタル RCAシングルエンドライン 4.4mmバランスライン | RCAライン(アンバランス) 4.4mm バランス |
対応フォーマット | PCM44.1kHz~384kHz DSD64~DSD256 (2.8~11.2MHz) | PCM44.1kHz~192kHz DXD 352.8/384kHz DSD 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz |
MQA | 〇(フルデコード) | 〇(フルデコード) |
DACチップ | Bit-Perfect バーブラウン製 DACチップ Qualcomm QCC5100 Bluetoothチップセット | Bit-Perfect バーブラウン製 DACチップ |
ヘッドフォン | × | 6.3mm (アンバランス)~300Ω 4.4mm (バランス)~600Ω |
電源 | iFi iPowerⅡ5V 付属 | USBバスパワー iFi iPower 5V 駆動可 |
サイズ | 158mmx35mmx100mm | 158mm×35mm×100mm |
重量 | 485g | 491g |
小型DACのおすすめ! ifi audio zen one signatureをレビュー!の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
またZENシリーズは商品が多いので選び方はZEN One Signature?ZEN Air DAC?新シリーズ登場でZENシリーズは何を選ぶべき?の記事をご覧ください。
10万円以下 サウンドウォーリア SWD-DA20‐SD
SOUND WARRIOR(サウンドウォーリア)は、”音とヒトのかかわりを心地よく” をコンセプトに、長野県上田市に本社に置く城下工業が、製品企画から開発、製造、販売、カスタマーサービスまで、すべて日本国内でおこなっている”MADE IN JAPAN”のオーディオブランドです。
SWD-DA20-SDは、SWD-DA20の機能をそのままに一部の使用部品や筐体を見直し再販した商品です。
デスクトップオーディオシリーズの一つであるSWD-DA20ーSDは、ヘッドホンアンプを内蔵した高機能USB DACで、デスクトップに置けるコンパクトな筐体が魅力の一つでもあります。
PCM44.1k~384kHz/32bit、DSD 2.8M~11.2MHzに対応していますので、ほとんどのハイレゾ音源を聴くことができ、特徴の一つでもあるSRC機能(サンプリングレートコンバーター)でボタン一つでPCM→DSD、DSD→PSMなどのフォーマットの変化させ音色を楽しめます。
質の高いデスクトップオーディオにおすすめ。ポイントはコチラ!
- PCM44.1k~384kHz/16~32bit、DSD2.8M~11.2MHzに対応
- アップサンプリング/フォーマット変換機能(SRC)
- デジタル入力はUSB、同軸(COAXIAL)、光(OPTICAL)を各1系統
- USBデータ転送方式「Bulk Pet」に対応
- 外部クロック接続
- 可変、固定出力を選べる
SWD-DA20ーSD | |
---|---|
入力 | USB2.0(USB) S/PDIF(COAXIAL、OPTICAL) RCAピンジャック(LINE) |
出力 | RCAピンジャック(LINE) |
対応フォーマット | 最大PCMC32bit/768kHz DSD64~DSD256 (2.8~11.2MHz) |
MQA | × |
クロック入力 | 〇 |
DACチップ | ESS ES9018K2M |
ヘッドフォン | 〇 |
電源 | DC12V(ACアダプター) |
サイズ | W146mm×H40mm×D165mm |
重量 | 約0.7kg |
サウンドウォーリア SWD-DA20をレビュー!ハイレゾ音源も楽しめるコンパクトDACのオススメの記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
クロック入力やアナログ入力が必要がなければSWD-DA15もおすすめです。3万円くらい安いです。
上記の他に最大のサンプリング周波数が違うくらいでほぼ一緒
14万円以下 TEAC UD505X
1953年に誕生したTEACはハイエンドシリーズのESOTERICやプレミアムシリーズなどの業務用機器や情報機器製品など様々なラインナップをそろえるメーカーです。
カセットデッキ/CDプレーヤーもいまだに作ってくれています。
UD-505-Xは、A4サイズのコンパクトなハイエンドデュアルモノーラルUSB DAC/フルバランス・ヘッドホンアンプです。
デュアルモノーラル構成にすることで、L/R信号によるお互いの干渉を防ぎ音場間や立体感が向上します。
最大DSD 22.5MHz、PCM 768kHz/32bitに対応したESSのDACチップES9038Q2Mを左右に1基ずつ贅沢に搭載することでよりレンジの拡大とハイクオリティな再生が可能に。
デジタル入力は後ろ側3系統(USBx1、同軸x1、光x1)、フロント側1系統(同軸/光兼用端子 x 1)と多くの機器を持っている人も問題ない
UD-505ーX | |
---|---|
入力 | USB-B USB2.0 S/PDIF(COAXIAL、OPTICAL) 同軸ミニ/光ミニ兼用端子 1系統(RCA) |
出力 | XLR端子アナログ・バランス RCA端子アンバランス |
対応フォーマット | 最大PCMC32bit/768kHz DSD64~DSD512 (2.8~22.5MHz) |
MQA | × |
クロック入力 | 〇 |
DACチップ | ESS 9038Q2M x 2 |
ヘッドフォン | 〇 |
電源 | AC 100V, 50/60Hz 18W |
サイズ | W290 x H84.5 x D248.7 mm |
重量 | 4.1 kg |
27万円以下 Mytek Liberty DACⅡ
米国MYTEKは、ニューヨークに本拠を置くオーディオ機器メーカーです。マンハッタンの二大スタジオで電気工学エンジニアを務めたミハウ・ユーレビッチにより、1992年にニューヨークで設立されました。
小型ながらフラッグシップクラスの高性能DACチップ「ES9038Q2M」を搭載し、PCM384kHz/32bit,DSD256の再生に対応。60W大型トロイダルトランスがあるので2kgのずっしりとした重みがあります。
小さな筐体にぎっしり中身が詰まっています。またヘッドホン端子にヘッドホンを接続するとXLR ,RCAアナログ出力はミュートされるので、使い勝手もいいですね。
すべての入力においてMQAにフルデコードで対応していますので、お使いのCDプレーヤーでMQA-CDを再生し、デジタル接続することでMQA-CDのクオリティを完全に引き出すことができます。
また同軸デジタル入力が2つあるのも、複数機器を持っている人には地味に助かりますよね。
なによりこのメカメカしい無骨な見た目が男心をくすぐりますし、LEDインジゲーターや入力ランプが直感的にすごくわかりやすいです。
音の輪郭がアメリカンサウンド
Liberty DACⅡ | |
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入力 | USB B端子×1系統 RCA同軸×2系統 TOSLINK×1系統 AES /EBU×1系統 |
出力 | XLRバランス×1系統 RCAアンバランス×1系統 6.3mmヘッドホン×1系統 |
対応フォーマット | 最大PCMC32bit/768kHz DSD64~DSD256 |
MQA | 〇(フルデコード) |
クロック入力 | × |
DACチップ | ESS 9038Q2M |
ヘッドフォン | 〇 |
電源 | AC 100V |
サイズ | 140x225x44mm |
重量 | 2kg |
30万円 SFORZATO DSC-Grus
SFORZATO(スフォルツァート)は2009年に日本で設立された会社で、エンファシス(強調)または「フォース(力強く)」により弦または鍵盤を演奏することを意味する音楽用語にちなんで名付けられています。
主にハイエンド商品を取り扱い、DSC内部の同期動作の妨害を一切排除するゼロリンクに対応している貴重なD/AコンバータのDSC-Grus。
DACチップにはES9038Proをチャンネルごとに1つずつモノラルで使用。内蔵のジッター除去の使用をやめて、入力信号と完全同期で動作させています。
PCMは32bit/768kHz、DSDは22.5MHzまで対応しています。入力はUSBとZEROLINKのみというかなり割り切ったもので、その代わり音質はこの価格帯ではピカイチ。USB入力は2つあるのでPCとNASなど、2つの入力を切り替えて使用することができます。
SFORZATO DSC-Grus | |
---|---|
入力 | USB typeB 2系統 ZERO LINK 1系統 |
出力 | XLRバランス×1系統 RCAアンバランス×1系統 |
対応フォーマット | 最大PCMC32bit/768kHz DSD64~DSD512 |
MQA | △(フルデコード対応予定) |
クロック入力 | 〇 |
DACチップ | ESS ES9038Pro×2 |
ヘッドフォン | × |
電源 | AC 100V |
サイズ(mm) | 390 (W) x 327 (D) x 82 (H) |
重量 | 2kg |
まとめ
今回はD/Aコンバータの選び方を含め、オーディオに最適なD/Aコンバータを紹介しました。ポイントをおさらいすると、最低限押さえたい
スペックは
あとは電源を積んでたり、MQAやクロック入力、ヘッドフォンアンプ搭載など自身の利用シーンを考えて選択しましょう。
DSD音源はクラシックや特殊な音源ばかりですし、PCM192kHz以上の曲はおそらく好きな音楽にはないと思うのでスペックだけにとらわれないように気を付けましょう。
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