「iphoneでハイレゾ音楽を聴きたい!」
Apple Musicが空間オーディオや、ハイレゾロスレスに対応したことにより、こう思う方も増えてきたかと思います。
しかしipnoneでハイレゾロスレス音源を聞くためには、外部にD/Aコンバータ(DAC)が必要です。
なのでDAPと呼ばれるデジタルオーディオプレーヤーを使う方も多い。
家ならまだしも、「外出時にハイレゾ音楽は聴きたいけど、重いDAPを持ち歩きたくない」「荷物は少なくしたい」という人も多いですよね。
そんな方におすすめがポータブルDAC、そこで今回は7月29日に発売された4.4mmバランス端子搭載「Fiio KA2」を紹介していきたいと思います。
\オーディオ専門店ならではの安心の高額買取!掘り出し物も見つかるかも!/ポータブルDACとは?
D/Aコンバーターとは、ストリーミング音源やCDなどのデジタル音源を、イヤホンやスピーカーで再生できるようにアナログデータに変換する機器です。
それの持ち歩けるように小型化したものをいいます。スティック型DACともいわれますね。
そもそも3.5mmのイヤホンジャックがついているスマホやPCなどにもDACは内蔵されています。
しかしスマホやPCに内蔵されているDACの音質は最低限のもので、ノイズなど音質にいい環境とは言えません。
そこでオーディオに特化したポータブルDACを外部に接続することで、音質を向上させれるということです。特に人気の理由が
- 小型で軽く持ち出しやすい
- 比較的安価な物からある
- USB-CやLightningケーブルを刺すだけですぐ使える
- バスパワー駆動
なので気軽に外出先で高音質な音楽が聴けるのです。
ワイヤレスイヤホンも高音質ですが、Bluetoothが使えない、切れやすいい環境にも活躍できますし、有線なので音質はワイヤレスよりいい。
KA2を使ってみた結果
結論を先にいうと、この値段で手軽に音質アップできるアイテムとしては買ってよかったなと思います。特に私のようないい音で聴きたいけど荷物は重くしたくない人には最適です
スティック型DACは高価な物も結構ある
音質的には少し低音が強調される感じがありますので、ロックやPOPS好きにはいいでしょう。
しかし下位モデルのKA1はMQAに対応してるのに、KA2になったら対応しなくなったのは残念。
このような製品はiBassoやifi audioなども出してますが、安い価格帯と高い価格帯は結構棲み分けが似ています。アプリで制御できるのは定番ですね。
エントリー
- MQAレンダラー対応
- 3.5mmシングルエンド出力
- 最高PCM384kHz/32bit、DSD128
ミドルエンド
- 4.4mmバランス出力
- MQA非対応
- 最高PCM384kHz/32bit、DSD128や256
ハイエンド
- 3.5mmシングルエンド出力
- 4.4mmバランス出力
- 最高PCM384kHz/32bit、DSD128以上
- MQAフルデコード
- 本体操作など
3.5mmイヤホンジャックがよくMQA対応なら「KA1」、3.5mmも4.4mmバランス接続も両方欲しくより高音質なら「KA3」を選びましょう。
それでは詳しく紹介していきます。
Fiio KA2のスペックや外観を見ていく
Fiioは2007年に中国で設立された音響機器の企画製造および販売を行うオーディオブランドです。
世界最大級のポータブルオーディオ機器ブランドとして、ヘッドホンアンプ、デジタルオーディオプレーヤー、イヤホンなどを製造しています。
その中で4.4mmのバランス接続に対応した超小型・軽量のUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「KA2」が新しく発売されました。
USB-CタイプとLightningタイプの2種類がありますので、必要なものを選びましょう。
外観
まずは外観を見ていきましょう。
付属品は取説、USB-Aへの変換アダプタになります。
本体は全長4cmで重さは約12gとものすごく小さく、軽量です。ポーチに入れて持ち歩いても全然苦になりません。
ケーブルの長さは70mmなので長すぎず絡まることはない。USBバスパワー駆動なのでこのようにスマホに挿すだけですぐ使えます。音量操作する機能はありません。
筐体は金属製で質感は高く、熱の放射性を高めています。なので長時間の再生にも安定して使えます。
付属のLightning→USB-Aアダプタを使えばパソコンとも接続可能です。
USB Audio Class 2対応なのでWindows ,Mac ,Android ,iOSなんでもドライバーいらずで動作します。
4.4mmバランス出力端子を搭載
本体には4.4mmバランス出力端子を搭載。3.5mmの通常のイヤホンはそのまま使うことができません。通常のイヤホンジャックより大きいです。
4.4mmから3.5mmに変換するプラグがありますので4.4mmバランスケーブルを持っていない人は変換プラグを使うか、ケーブルを交換しましょう。
多くの人は3.5mmミニプラグの方が持ってるものが多いでしょう。しかし音質に有利な4.4mmバランス接続に限定されてる商品も増えてきてます。
DACチップCS43131デュアル搭載
DACチップにはCIRRUS LOGIC社製のアンプ統合型DACチップ「CS43131」が2つ搭載されています。
PCM384kHz/32bit、DSD256に対応していていますので、amazon musicやaplle music、TIDALなどのハイレゾ音源も問題なく聴くことが可能です。
DACチップデュアル採用なので、これほど小さいのに高出力なのには驚きです。
このようにパソコンにつないで聴く場合は、音量に気をつけましょう。
出力高いので低インピーダンスのイヤホンなら音量5でもいいくらい。耳を痛めます。
推奨インピーダンスは16〜300Ωなので、ゼンハイザーのHD650のような300Ωある大型なヘッドホンでも駆動できます。
高出力ですので本体は熱くなりますが、放熱性はそこそこよくそこまで高温にはなりません。
1時間くらい鳴らしてましたが大体35℃~38℃くらいです。
もっとも熱くなるところは、本体より挿しているUSB部分
FiiO Control APPで多彩な設定が可能
FiiO Control APPで5種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切替え、チャンネルバランス調整が可能です。
出力が強いので、本体ボタンでゲインのHigh/Low切替えができればよかった。iOSで使えないのは残念です。
RGBインジケーターにより再生周波数がみれる
本体に再生周波数によって変化するLEDインジケーターがついていて、オーディオフォーマットとサンプリングレートを視覚的に確認することができます。
青 | 44.1kHz~48kHz |
黄 | 88.2kHz〜384kHz |
緑 | DSDトラック |
このように16bit 44.1kHzでは青になっています。
しかしamazon musicでultraHD音質やHD音質で、88.2kHz〜384kHz以下なのになぜか黄色になっています。あまり信用できないのかもしれません。
まぁそこまで気にして見るものでもないので、特にきにはしない。
まとめ
ポータブルDACと呼ばれるスティック型のDACは、手軽に外出先で高音質化ができる面白いアイテムです。
そこまで高価じゃないのでオーディオアクセサリーの中では比較的に導入しやすいのではないでしょうか?
スマホやPCに挿したらすぐ使えますので、設定が苦手な人も安心ですね。
ただ小型なので熱の問題は出ますので、本格的に据え置きで使うなら据え置きDACもおすすめします。下記の記事もご覧ください。
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