手持ちのオーディオシステムでも、Bluetoothで音楽が聴きたい!なんて思うことはありませんか?
特に最近はハイレゾストリーミングサービスが確立されてきて、ストリーミングで聴く機会も多いですよね。
でもシンプルに高音質を求めるプリメインアンプ等は、Bluetooth機能が省かれていたり値段が跳ね上がったりしまうんですよね。
でもちょっと聞きたかったり、BGM流したいときにオーディオシステム起動するのもめんどくさい。音質より気軽に聞きたいときもある
でもBluetoothにはレシーバーやトランスミッターと呼ばれるものは、さまざまな物があります。対応コーデックや音質、出力端子種類など考える事はいっぱいです。
そんなあなたの悩みを解決する音質最優先のBluetoothレシーバー
「ifi audio ZEN Blue」を紹介します。
これであなたも快適に、ハイレゾストリーミングサービスライフを過ごせちゃいます!
Bluetoothトランスミッター&レシーバーとは?
そもそもトランスミッターやレシーバーって違いは何?
簡単にいうとトランスミッターが送信機で、レシーバーが受信器です。両方の機能をもった商品ももちろんあります。
FMトランスミッターっていうのもそういうことね。FMの電波を送信してるのね
大事なのは自分の用途に合ってるかってことです。今回紹介するifi audio ZEN Blueは
レシーバーになります。
Olasonic オラソニック NA-BTR1 などもこのタイプです。
選び方
まずBluetoothレシーバの選び方を自分の使う用途から考えていきます。
私は今回購入するときに以下の条件で探しました。
- 据え置き型
- なるべくコンパクトで作りがしっかりしてる
- Bluetoothレシーバーであること、送信機能はいらない
- 入力はBluetoothのみでいい
- 2万円以下
- aptxなど対応コーデックが豊富であること
- デジタル出力できること
では少し詳しく見ていきましょう。
据え置き型かポータブルか
まずこれは大前提ですね。自宅等のお気に入りのオーディオシステムに使用するのであれば必ず据え置き型を選びましょう。
逆に車内や出先などで使いたい場合は、ポータブルなものや車載用を選びましょう。
基本的に据え置き型が高音質です。
レシーバーかトランスミッターか?
用途により変わってきますので、間違えて購入しないように気を付けましょう。
なるべく安くて高音質を両立してるものはレシーバーのみなタイプが多いですね。レシーバー&トランスミッターなどは高価か音質を犠牲にしてるかです。
TVの音などをBluetoothで飛ばす可能性がある
このような人はトランスミッター機能があるものを選びましょう。
入力方法を選ぶ
Bluetoothのみの入力でいいのか?または光入力などのデジタル入力やアナログ入力等も欲しいのか?
個人的には入力は絞った方がいいと思います。多機能タイプは値段が高くなります。
最低限自分の外せない機能に絞りましょう。高音質をを求めて金額も安くしたいなら、あったらいいなは省きましょう
バージョンや規格、対応コーデックを選ぶ
ハイレゾ音楽を聴くならできるだけ最新のBluetooth規格があり、低遅延や高音質なものに対応してるコーデックにが使えるものを選びましょう。高音質を求めるうえであった方がいい規格を紹介します。
- Bluetooth5.0
- aptX
- aptX HD
- aptX Low Latency
- aptX Adaptive
- LDAC
- バランス接続のアナログ出力
バランス接続って音がいいの?どういうもの?
基本的には電気信号の通り道を分けることにより、バランス接続の方がノイズが
少ないと言われてるよ。見分けれるか?好きな音かは別問題だけど
デジタル出力ができるかどうか
高音質を求めるうえで避けて通れないのが、デジタル出力できるかどうかです。
もちろんzen blueはアナログ出力でもいい音を出せますが、手持ちのオーディオで高品質なD/Aコンバーターを持っている人は、デジタル出力があることでよりご自身のオーディオシステムを有効活用でき高音質にすることが可能です。
※2022年9月1日より33,000円(税込)に値上げになります。
外観とスペック
それでは外観とスペックを見ていきましょう。スペック面でやはりびっくりするのが対応コーデックの豊富さですね!
スペック
電源 | 5V(ACアダプタ) |
サイズ | 158mm(長さ)×100mm(幅) ×35mm(高さ) |
重量 | 476g |
Bluetooth規格 | 5.0 |
対応コーデック | aptX aptX HD aptX Adaptive aptX LL LDAC HWA/LHDC AAC, SBCコーデック |
デジタル出力 | Optical Coaxial |
アナログ出力 | Audio RCA L/R 4.4バランス・ライン出力 |
aptx LLやLDAC(ソニーの規格)などに対応してるのはさすがですが、あまりなじみがないHWA/LHDCなどのファーウェイの規格にも対応してるのはすごすぎる。
またこの価格帯の商品で、アナログ出力がバランス接続に対応してるのもうれしいとこ
外観
前面から見ていきましょう。質感はマットで高級感がかなりあります。ずっしりと重量もペットボトルくらいあるのでしっかりしています。
サイズは158mm(長さ)×100mm(幅)×35mm(高さ)見た目はかなりオシャレです!
前面にはBluetoothペアリングボタンと、接続コーデックを知らせるランプがあります。対応コーデックによりロゴの色が変化します。
- SBC 消灯
- AAC 黄
- aptX 青
- aptX HD マジェンタ
- aptX Adaptive 緑
- aptX LL 赤
- LDAC シアン
- HWA 白
すごい遊び心を感じ面白いなーと思うけど覚えられる気がしない(笑)
背面は接続端子類が並んでいます。
- アナログ出力
- 4.4バランス・ライン出力
- Audio RCA L/R
- 出力切替
- アナログかデジタル
- デジタル出力
- Optical
- Coaxial
- Bluetoothアンテナ
- ACアダプタ入力
ちなみに入力についてはBluetooth接続のみです!気を付けましょう。
付属品はACアダプタとRCAラインケーブル、Bluetoothのアンテナがついてます。
取説はありますがわかりづらいです。公式サイトに日本語マニュアルがあるのでそちらを確認しましょう。
使い方
簡単に使い方を説明します。同梱のマニュアルではわからないので(笑)
まずは手持ちのオーディオシステムに接続します。パターンとしては下の図のように行います。
高品質なD/Aコンバーターがあればデジタル出力で出力。必要なければそのままアナログ出力でアンプにつなげましょう。そのままパワードスピーカーに接続してもオッケーです。
接続したら、今度はBluetooth接続して音楽を流しましょう。
このようにデジタル出力でD/Aコンバーター。
接続すると44kHzなので青表示ロゴが緑なのでaptX Adaptiveで接続されてることになります。
ちなみに再生側はiPhone12でAmazon Music HDのultraHD音質で再生してました。
aptX Adaptiveは転送ビットレートを280kbpsから420kbpsの間で可変させることで、安定して遅延を減らすコーデック。
ネットワークプレーヤーと接続して使用できる
ネットワークプレーヤーと接続しマルチルーム再生用の受信器とすれば、リビングルームでネットワークプレーヤーで再生し別ルーム、でZEN blueでBluetooth受信して再生なんてことにも利用ができる。
ネットワークプレーヤーについては別記事を参考下さい。
音質
気になる音質面を見ていきましょう。私の試聴環境は下記のようになってます。
- PCデスク
- Bluetoothレシーバー zen blue
- D/Aコンバーター SOUND WARRIOR SWD-DA20
- アンプ nmode X-PW1
- スピーカー dynaudio X14
- リビングルーム
- Bluetoothレシーバー zen blue
- D/Aコンバーター nmode X-DU1
- アンプ nmode X-PM3
- スピーカー DALI oberon5
まずはアナログ出力でアンプにつないだ時の音質です。アナログ接続とは思えないほどいい音です。手軽に聞くBGMや軽い音楽では全然問題ないです。
以前はAudio Quest BEETLEでBluetooth接続してたのですが、正直音がペラペラの片面的な音なりに重量も軽いため低音の重みもどっかにいなくなり不満でした。
zen blueはかなりアナログ接続でもよくなります。
あとAudio Quest BEETLEはデジタル出力がないんだよね
ちなみにAudio Quest BEETLEについては別記事で紹介してます。そっちものぞいてみてください。
次にデジタル出力を見ていきます。明らかに音の厚みや情報量が増えた気がします。これなら、手軽に聞けるうえかなり満足のいく音質になっています。
デジタル出力したおかげで手持ちのDAコンバーターSWD-DA20のサンプリングレートコントロール機能で、周波数操作して音色の変化を遊ぶことが出来るようになりました。
各機器の事は別記事でレビューしてますので良ければ見ていってください。
他の据え置きタイプのBluetoothレシーバーと比較
他の据え置き型で比較検討したものは下記のものです。
- Olasonic オラソニック NA-BTR1
ZEN blue | NA-BTR1 | |
---|---|---|
電源 | ACアダプタ | ACアダプタ |
サイズ | 158mm(長さ)×100mm(幅)×35mm(高さ) | 100(W)×30(H)×100(D)mm |
重量 | 476g | 122g |
Bluetooth規格 | 5.0 | 4.2 |
対応コーデック | aptX aptX HD aptX Adaptive aptX LL LDAC HWA/LHDC AAC, SBCコーデック | SBC AAC aptX aptX HD LDAC |
デジタル出力 | Optical Coaxial | PTICAL COAXIAL |
アナログ出力 | Audio RCA L/R 4.4バランス・ライン出力 | Audio RCA L/R |
入力 | Bluetooth | Bluetooth |
価格 | \19,800ほど | 販売終了(中古で3~4万) |
かなりOlasonic オラソニック NA-BTR1もいいのですが、やはりすべての細かい面でZEN blueの方が良かったのでこちらを選びました。
値段面でも全然安いですし、そもそもNA-BTR1は全然売ってない。
まとめ
ZEN blueはこんな商品!
- Bluetooth5.0に対応
- aptxLLなどあらゆるコーデックに対応
- 光や、同軸のデジタル出力により外部DACを利用した高音質化が可能
- アナログ出力のバランス接続にも対応
- これだけ多機能なのに2万円以下!
- デザインもよく高級感がある
- 4.4バランス・ライン出力に4.4mmバランス型ヘッドフォンは繋いじゃダメ!
手持ちのオーディオシステムをBluetooth化するこの価格帯はおろか、ちょい上くらいには他に対抗馬が見当たらないくらい良い商品です!唯一のデメリットと言えば
- 電源を入り切りするスイッチがない
- ロゴをコーデックに応じて色を変化させるのがわかりずらい
- むしろ数字を表示できなかったのか・・・
- 入力がBluetoothしかない
とにかく欠点という欠点はないので買って損はしない商品です!一度皆さんも体験してみて下さい。ではいいオーディオライフを~
コメント
こんにちは^_^
iPhoneはaptx対応してませんがアダプタや、Bluetooth対応dac介して飛ばしてるんでしょうか?
そのあたり運用も教えていただけると参考になります。
お問い合わせありがとうございます。
そうですね、iPhoneの場合はAAC対応なので
カメラアダプタにUSBケーブルでDACに接続するか、クリエイティブのHP-BTW3などを付けてaptxに
変換してBluetoo対応DACに。という運用もしてましたが、正直そこまでするメリットはないかもです。
現在はコーデックは気にせずiPhone⇒ifi audio ZEN Blueで聞いてることが多いです。その方が利便性高くサッと音楽きけます。