【レビュー】ARCAM SOLO UNO Roon Ready対応おすすめアンプ内蔵ストリーミングプレーヤー

オーディオ
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英国のオーディオブランド、ARCAM(アーカム)から発売された「ARCAM SOLO UNO」

B5サイズで1.5㎏の超コンパクトボディの
アンプ内蔵ストリーミングプレーヤー。
ネットワークプレイヤーにアンプが搭載されているので、必要なものは音源とスピーカーだけ。

スマホやタブレットがあれば、ネットワークを利用しAppleMusicやRoonを高音質に楽しめます。

よしか
よしか

ZEN STREAMやARCAM SOLO UNOといい、低価格でRoonが体験できる商品がどんどん出るのは嬉しい 。

ARCAM SOLO UNOのメリット
  • ネットワークアンプなので、DACもアンプも不要でコスパがいい
  • 超コンパクトボディなので、デスク上やマルチルーム再生に向いてる
  • MQAにフルデコードで対応
  • Wi-Fi、サブウーファー用出力端子搭載
  • AirPlay2、Chromecast、Roon Ready、UPnPに対応で低価格
ARCAM SOLO UNOのデメリット
  • Amazon musicには対応していない
  • 実力を生かすとほぼRoon専用機になる
  • USBなどデジタル入力がない
  • デジタル出力がないのでDACを持っている人はDACが生かせない
  • リモコンがなく音量表示がない

それでは具体的にどんな商品なのか紹介していきます。

ARCAMとは?

ARCAM(アーカム)は1976年に英国で誕生したオーディオブランド。

「デジタルオーディオの高音質化」
「生活の中に音楽を」をモットーに、
必要十分の良質なオーディオ機器を40年以上に渡り作け、創業当時と変わらず英国・ケンブリッジ、ウォータービーチのオフィスにて製品開発が行われています。

よしか
よしか

高出力なクラスGアンプ搭載の商品を得意とし、今回4製品がハーマンインターナショナル社より日本で販売されました。

「クラスGアンプ」とは、歪みの少ない高精細な再生音を実現する「クラスAアンプ」と、大出力の要求に高効率に応えることのできる「クラスABアンプ」のハイブリッド型のアンプ技術です

スペックや外観

それでは外観を見ていきましょう。付属品は電源ケーブル、取説、WiFiアンテナのみです。

ARCAMSOLOUNOの付属品
ARCAMSOLOUNOの付属品

本体は高剛性アルミキャストボディと鏡面クローム仕上げになっていますので、値段が安いからと言って安っぽくありません。

ARCAMSOLOUNO外観

前面には音量とミュートボタン、電源ボタンしかありません。リモコンもないのでスマホやタブレットで操作します。

ARCAMSOLOUNO全面

電源はしっかりカチッと押しこむタイプ。電源内蔵のため重いので、押しても後ろに動かないのでいいです。

ARCAMSOLOUNO電源ボタン

上部はマットな質感になっていて、ARCAMのロゴが入っています。

奥行きは本当に小さく、ニンテンドースイッチより小さいです。それでも1.5kgの重さがあるのでしっかり存在感はあります。

ARCAMSOLOUNOの奥行

背面には接続端子類が並んでいます。サイズが小さいため少し窮屈なイメージ。電源を接続すると上からしかスピーカーケーブルを接続できません。安価ながらもスピーカー端子はハイグレードなものが使われています。

ARCAMSOLOUNOの背面
ARCAMSOLOUNOのスピーカー端子

入力

  • 有線LAN
  • Wi-Fi
  • AUX

出力

  • サブウーファー出力

WiFiに対応してるので有線ケーブルにとらわれることなく、設置性に優れています。もちろん音質的には有線接続のほうがいいので、可能ならば有線接続しましょう。

よしか
よしか

ネットワークオーディオに関してはハブが音質向上のために重要になってきます。余裕があればオーディオハブも検討してみましょう。

オーディオハブは効果ない?Silent Angel N8をレビュー!では安価で効果のあるオーディオハブを紹介していますのでご覧ください。

AUXのアナログ入力を使えば、TVやゲーム、デジタルオーディオプレーヤーなどの音も再生は可能。

ARCAMSOLOUNOのAUX入力
ARCAMSOLOUNOが小さすぎてスピーカーの存在感がやばい
よしか
よしか

実際は入力機器の性能よって、極端に音が小さくなるので注意しましょう。

USB入力はサービス用ですので、USB接続はできません

なので基本ネットワークオーディオ再生専用と割り切った使い方です。

またサブウーファーアウトがありますので、サブウーファーを接続し2.1ch再生も可能です。

コンパクトなサブウーファーはDALIがおすすめです。DALIの小型サブウーファー【SUBE-9/N】をレビュー!導入してどう変わる?で紹介していますのでご覧ください。

外形寸法W140×H52×D213mm(突起物含む)
重量1.5kg
入力5GHz/2.4HGHzデュアルバンドWi-Fi搭載
有線LAN
3.5mmミニプラグ
出力端子サブウーファー出力端子
専用アプリ専用スマートフォンアプリ「MusicLife」
出力 50W/chの高効率アンプ搭載
サポートファイルWAV、FLAC、ALAC、AIFF、OGG(192kHz/24bit)、AAC(96kHz/24bit)、MP3(48kHz/16bit)、WMA(44.1kHz/16bit)
再生サービスGoogle Cast、AirPlay 2、Roon Ready
よしか
よしか

Amazon musicには対応していませんので注意しましょう!

ARCAM SOLO UNOのおすすめポイント

アンプ・DAC内蔵なのでスピーカーがあればシステムが完成する

ARCAM SOLO UNO はネットワークとアンプを組み合わせた、ネットワークアンプというジャンルなので、スピーカーと音源があればシステムが完成します。

なので本体自体がコンパクトなのも相まって、Roonをつかったマルチルーム再生、デスク上などの小スペース再生におススメです。

roonってなに?って方は総合音楽再生ソフト「Roon」を導入してみよう!設定や音質をレビューの記事をご覧下さい。

よしか
よしか

通常は下記のようにDACやアンプがないと、スピーカーをならせない。

同じような価格帯のネットワークトランスポートを例に挙げるとこんな感じ。

ネットワークトランスポート ZENSTREAMの例
ネットワークトランスポート ZENSTREAMの例


一方ARCAM SOLO UNOはどうなのかというと、アンプもDACも内蔵のオールインワンなのでこんなにもシンプルな構成になる。

ARCAM SOLO UNOの構成
ARCAM SOLO UNOの構成

オールインワンだからDACもアンプもいらず、必要機器が少ないのでお金もあまりかからなくて済みます。

だからこそRoonを始めてみたいけど高いしな~って、悩んでいるRoonやオーディオ入門者こそ最適なんです。

「複雑なオーディオの構成を一元化」
これこそ最大の武器ですね

よしか
よしか

DACそろえてアンプもそろえてってなると、とてもこの77,000円には収まらない

アンプ搭載で小さく省スペースなのでマルチルーム再生に向いてる

B5サイズの超コンパクトボディかつ構成が
シンプルで低価格だからこそ
Roonの特徴でもあるマルチルーム再生にオススメなんです。

つまりサブシステムにも最適、寝室や書斎でも邪魔になりません。

Roonのマルチルームイメージ

例えば、リビングにRoonシステムのコアを置いてスピーカーを鳴らしているとします。

「寝室でも聞きたいな~」
「書斎でも聞きたいな~」

こう思ったときにARCAM SOLO UNOスピーカーを各場所に置くだけでネットワークにつなげばRoonをいたるところで楽しめる。それも操作はスマホやタブレット。

逆にお気に入りのDACやアンプを持ってるよって人は、ネットワークトランスポートを選ぶと手持ち機器がいかせます

AirPlay・Roon Ready対応機器なのに低価格

ARCAM SOLO UNOの音楽再生は以下の4つに対応

  • AirPlay
  • Chromecast
  • Roon Ready
  • UPnP

RoonReady対応機はそもそも高価で、最近こそ低価格帯が増えてきましたが基本的には10万円を超え20万ほどするものが多い。

その中でアンプもDACも搭載されていて77,000円なので。かなりコスパがいいZEN STREAMと比較してもアンプとDACの価格どこにいったん?ってなります(笑)

よしか
よしか

値段はブルーサウンドのNODEに近いので悩みどころ、どちらも

コンパクトだけどオールインワンは魅力

RoonReady対応!価格別オススメネットワークプレイヤー8選!では他のおススメのRoonReady対応機器を紹介していますのでご覧ください。

残念ながらAmazonMusicには対応していません。ですがAirPlayやChromecastには対応しています。

AppleMusicを使っている人はAirplayで再生しましょう。

設定が完了するとこのように、AirPlayで選択できるようになります

AirpllayにARCAMSOLOUNOが表示
AirpllayにARCAMSOLOUNOが表示

Apple Musicでハイレゾロスレスオーディオを始めよう!ではAppleMusicを詳しく紹介しています。ご覧ください。

RoonはAirpPlay経由で再生することもできます。Roonに対応していない機器もAirplay経由であれば再生可能になります。

MQAにフルデコードで対応

MQAは「Master Quality Authenticated」の
略称で「高音質」「低用量」「高再現性」を
実現している。

高音質音源でこれを独自の「折り紙」折り畳み技術によって、音楽情報が含まれたデータを効率的にパッケージ化したもの。

これをPCやアプリ、DACで展開して行くのですが、それを一台で全部開けてしまう機器をフルデコード対応機器と言い、MQAを最高音質で聴くのに必須の項目がフルデコードなんです。

MQAをフルデコードできる
MQAをフルデコードできる
よしか
よしか

MQAデータの最大の特徴はやはり

スタジオ音源という空気感の再現性

オーディオマニアじゃなくてもすぐわかる

ちなみにMQAデータは販売してますがかなり高価です。MQAを聞きたいのならばストリーミングサービスがおススメ。MQAストリーミングに対応してるのはTIDAL。

Roon+TIDAL+MQAの組み合わせは素晴らしいのでぜひ体験してみよう

高音質ストリーミングサービス【TIDAL】の始め方、日本での契約方法や音質を徹底解説で詳しく紹介していますのでご覧ください。

ARCAM SOLO UNOのデメリット

ARCAM SOLO UNOのデメリット
  • Amazon musicには対応していない
  • 実力を生かすとほぼRoon専用機になる
  • USBなどデジタル入力がない
  • デジタル出力がないのでDACを持っている人はDACが生かせない
  • リモコンがなく音量表示がない

デジタル出力がないのでDACやアンプを持っている人には微妙

ARCAM SOLO UNO はアンプ内蔵の
ネットワークプレイヤー。

オールインワンがいいとこなんだけどデジタル出力がないので、自分のお気に入りのアンプDACを持っている人はメインシステムに組み込むことができない。

よしか
よしか

一応AUXから3.5mmミニプラグ入力があるDACやアンプへ送ることはできる。

トランスポートにななれないので、すでにいいアンプやDACを持ってる人には、サブシステムかマルチルーム再生用にしかなりえない

メインシステムのスピーカーと共用するにはスピーカーセレクターを使うしかない。

スピーカーセレクターのおすすめ LUXMAN AS-50Rをレビューではスピーカーセレクターを紹介しています。

Roonや音楽再生専用になる

USBや光などのデジタル入力がありませんので、基本ストリーミング再生専用機にしかなれません。

よしか
よしか

AUX入力のみなので、TVやゲーム機の音を再生するにはとても不向き。

真ん中のミュートボタンを3秒長押しでAUXモードになり、ステータスランプが白くなります。

ARCAMSOLOUNOのAUXモード

またリモコンもないので、操作がスマホやタブレットになる。ボタンで操作できるのは音量とミュートのみ。

よしか
よしか

正直音量ゲージがないのが一番つらい、現状どのくらいの音なのか全然わかりません。

特にAUXモードは音量が小さくなりがちなので、音量を上げてしまいがち。そのままRoonやAirplayなどのストリーミング再生モードに戻すと爆音になってしまうので注意

まとめ

ARCAM SOLO UNOはこんな人におすすめ
  • 低価格でRoonを始めてみたい
  • Roonを使っていてマルチルーム再生を手軽にしたい
  • できれば小さく省スペースでRoonを始めたい
  • DACやアンプを持っていない
  • MQA対応機器がいい
  • TIDALやAppleMusicをメインに聞く

ARCAM SOLO UNO はRoonをこれから
始めたい人にもマルチルームやサブシステムに
使いたい人なあらゆる使い方に対応できる万能機。

Roon再生をメインにするなら間違いなくおススメの一品です。

ARCAM SOLO UNOのメリット
  • ネットワークアンプなのでDACもアンプもいらない
  • アンプ搭載かつ小さく省スペースなのでマルチルーム再生に向いてる
  • Roonready対応なのに低価格
  • MQAにフルデコードで対応
ARCAM SOLO UNOのデメリット
  • Amazon musicには対応していない
  • 実力を生かすとほぼRoon専用機になる
  • USBなどデジタル入力がない
  • デジタル出力がないのでDACを持っている人はDACが生かせない
  • リモコンがなく音量表示がない

これからRoonが主流となっていくであろう
高音質ストリーミングサービスの中でどんどん
このような低価格帯のネットワークアンプの
ような製品がどんどん増えていくことは

うれしいですね。

それではよきオーディオライフを~

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