ハイコスパで、手の届きやすい価格帯から
展開するifi audio
以前紹介したネットワークストリーマーの
ZEN Streamは、5万円台でRoonReady対応と、初めてRoonを体験したい人にとってはおススメの商品でした。
そんなZEN STREAMの上位機種である、同じくネットワークストリーマーのNEO STREAM
- PCM768/DSD512対応のDAC内蔵
- RoonReady対応
- TIDAL Connect, Spotify Connect、Airplayなど各種ストリーミングサービス対応
- 光絶縁装置付属
- 特殊なデジタル入力、豊富すぎるデジタル出力搭載
こんな機能を持ちつつ20万円以下という価格帯はifi audioならでは。
金額は安くないですが機能面からしたら割安。光絶縁装置単体で10万円以上したりします。
今回はそんなifi audioのネットワークストリーマーNEO STREAMを紹介していきます。
ステップアップとして、20万円以下のRoonReady対応のネットワークストランスポートを探してる方にはぜひオススメです。
ちなみにroonは、こちらの記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
NEO STREAMの外観やスペック
スペックは下記のようになっています。入力はネットワークだけで、USBはストレージ用ですのでPCと接続することはできません。
内蔵DACはDSDネイティブ、MQAフルデコード対応です
入力 | Wi-Fi LAN (M12 X-code 8ピン/RJ45/オプティカル) USB-A and USB-C (前面) (USB メモリ, HDD etc.) 対応フォーマット DSD: 512/22.6MHz PCM: 768kHz/32bit MQAフルデコード |
アナログ出力 | 4.4mmバランス出力 4V RMS / RCAアンバランス出力 2V RMS |
デジタル出力 | USB-C (前面) USB3.0-Aポート x2 (USB2.0対応) S/PDIF 光角 (PCM 最大192kHz, 24-bit) S/PDIF 同軸 (PCM 最大192kHz, 24-bit) AES/EBU (XLR – single link, PCM 最大192kHz) I2S-HDMI端子(PS Audio対応)ピンアサイン: |
入力電圧 | DC 9V/2.0A, 12V/1.8A, 15V/1.2A* (iPower II付属) |
サイズ | 214 x 151 x 41 mm |
重量 | 1.0 kg |
消費電力 | 無信号時:<0.5W, 最大:14W |
前面はディスプレイ、表示系統やノブが搭載されています。
- OLEDディスプレイ
- 多機能ノブ
- 出力セレクター
- 電源ボタン
- USB-C入出力
ディスプレイには、サンプリングレート・フォーマット・再生時はアルバムアートも表示されます。
ディスプレイがあるおかげて設定がずいぶん楽になりました。
奥行が15㎝程度で高さも4㎝ほどしかなく、縦置きもできるのでデスクトップオーディオにも最適です。
このようにモニターの下なんかにすっぽりと入ります。
背面には出力端子がずらりと並んでいます。入力はネットワークのみですが、Wi-Fiに対応しているので有線が難しい方には助かります。
個人的にはDACを搭載しているので、USB入力ができればなお完璧でした。結構USB入力があればなーって人は多いはず。
出力系統は豊富で、ほとんどの機器に接続するのに困ることはないでしょう。USBポートにノイズキャンセル機能を搭載し、S/PDIF出力には独自のiPurifier技術でノイズと歪みを防ぎます。
通常のLANはもちろんM12規格のピンコード端子や、光ケーブルを直接させるOPTICAL入力があるものは珍しく、それだけネットワークオーディオのノイズ対策に気を使っていて高音質化を図っているのでしょう。
ifi audio neo streamの特徴
ifi audio neo streamの特徴は
- PCM768/DSD512対応のDAC内蔵
- RoonReady対応
- TIDAL Connect, Spotify Connect、Airplayなど各種ストリーミングサービス対応
- 光絶縁装置付属
- 特殊なデジタル入力、豊富すぎるデジタル出力搭載
ネットワークトランスポートではなく、DACを内蔵しているため別途DACを用意する必要がありません。
DACはPCM768/DSD512、DSDネイティブ対応し、MQAデーターをフルデコードできます。
RoonReady、ほぼすべてのネットワーク規格に対応
またRoonReady対応なので、RoonとTIDALを連携しMQAデータをフルデコードし、高音質でストリーミングサービス音源を再生することができます。
また様々な方法でストリーミング再生が可能で、ほぼ現在のネットワークオーディオ規格に対応していますので、今後高音質を目指すのにネックになることはないでしょう。
- Roon Ready
- DLNA/UPnP/OpenHome
- TIDAL Connect, Spotify Connectから直接再生
- Apple Airplay
- HQPlayer NAA
- NASなどのローカルストレージから「Stream-iFi」を使ってストリーミング
RoonをメインでAppleMusicをAirplayで聞いたりするならいいですが、amazonmusicメインの方は注意です。roonで聞くのかamazonmusicで聞くのかよく考えましょう。
排他モードで音質アップ
NEO STREAMはZEN STREAMと一緒で、排他モードという5つのモードを切り替えて使うことができます。
- AIOモード
- DLNA/UPnP/OpenHome専用モード
- TIDAL Connect専用モード
- RoonReady専用モード
- HQPlayer NAA専用モード
ZENSTREAMと違い、ディスプレイを搭載しているので設定がかなり楽です。ZENSTREAMは切替が背面でしにくかったです。
この排他モードは必要以外の他の機能を停止し、ソフトウェアの負荷を減らし、音質を向上させるものです。例えばroonReadyモードだとroon以外での操作ができなくなるので。注意が必要です。
他社でもあるRoononlyモードみたいなものですね。ぜひこの排他モードは使ってほしいです。解像度が上がり、滲みが減るので音質がアップします。
ちなみ有線のみ使用の場合Wi-fiを停止し、音量を固定出力した方が音質が向上します。
光絶縁装置が付属でついてくる
LAN OPTICAL入力はかなり珍しく、付属の光絶縁装置を使いLAN→光絶縁装置→光ファイバーケーブルの順で変換し接続します。
OPTICALケーブルはLANよりノイズの影響を受けず、高速伝送や距離による信号劣化を防ぎます。LAN信号はOptiBoxによって再生成、リクロック、信号のバランス調整が行われます。
これらの接続が可能なものが付属品としてついてきていること自体すごく、それでいて20万円を切っている値段が信じられないのです。
まとめ
今回はifi audioネットワークのネットワークストリーマーのNEO STREAMを紹介していきましたが特徴は
- PCM768/DSD512対応のDAC内蔵
- RoonReady対応
- TIDAL Connect, Spotify Connect、Airplayなど各種ストリーミングサービス対応
- 光絶縁装置付属
- 特殊なデジタル入力、豊富すぎるデジタル出力搭載
- 排他モードで音質向上
- ほとんどのネットワーク規格に対応
音質は特に色付けがあるわけでなくフラット。残念な点を挙げるとすれば
- DACは搭載しているがUSB入力には対応していない
- 長時間使うと結構あつくなる
- 設定が少し難しい
- AmazonMusicには対応していない
とはいえ20万円以下ではありえない音質と、拡張性を持っているのでRoon再生を主にしている人にはぜひオススメです。
他にRoonReady対応のネットワークプレーヤーはこちらで紹介しています。
AmazonMusicをメインの方は
- silent angel M1T
- bluesound NODE
- DENON PMA-900HNEが候補となっていくと思います。
コメント
usb入力が前面にありますよ。