ホームシアターにおいて最大の問題でもある
スクリーンの設置。
自立式はとにかく設置と片付けが大変で、プロジェクター事態を使う頻度が減ったりしますよね。
VIVIDSTORMなんかは自立で電動だけど、92インチで12万と値段が高く重量は25kgにもなる。ちょっと搬入や設置を考えたら現実味が薄い
部屋が広く持ち家であれば、気にせず天井や壁に穴をあけ天吊りや壁掛けすればいいのですが、賃貸物件ではそうはいかないのがほとんどの方だと思います。
ホームシアターの雑誌などは、広大な部屋で現実的じゃない物ばかりだよね
そこで今回は5,000円あればできちゃう
「賃貸でもできるプロジェクタースクリーンを天吊りする方法」を紹介します。
私自身シアタールームではなくリビングシアターなので、テレビとの共存も可能ですし再現性も全然あります。
賃貸だからとあきらめずホームシアターを楽しんじゃいましょう!
プロジェクタースクリーンをテレビの前に下すには天吊りの方が汎用性が高い
リビングシアターで大事なことはテレビとの共存で、スクリーンを使うときはサッと前に下せることが必要不可欠になります。
壁掛けだとその分、前にスクリーンを出す必要が出てきます。そうなると、取付の難易度はどんどん難しくなりますよね。
でも天吊りだとどこに吊り下げてもいいので、テレビや壁の物に干渉することなく設置できます。
プロジェクターは基本テレビの代わりにはなれないのですが、テレビがいらない人は壁掛けでもいいと思います。
今回、天吊りするにあたりスクリーンの選定で決めていたことは
- 重量はできるだけ軽く質がいいもの
- 16:9の90インチ
- 電源が不要な手動巻き上げタイプ
- 十分な耐荷重の吊り下げ金具を選ぶ
- 大きな穴はあけない
上記の事を踏まえて今回用意したものはこちら。多少のDIYも必要です。
なんで100インチを選ばなかったの?
視聴距離を考えたら100インチはでかすぎたんだ。大きさや重量を考えても90インチ手動ケースなしが必要だった。また電動は電源が必要なのとモーターの故障の可能性もあるので。
シアターハウスはプロジェクタースクリーンの専門店で、ちょっと高いですが信頼を置けるということで選びました。
- 安心の日本製で10年保証
- 返品交換対象
- 送料無料で納期が早い
16:9 90インチスクリーン 手動チェーン | 16:9 90インチスクリーン 電動ケースなし | 16:9 100インチスクリーン 手動チェーン | |
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製品全幅 | 2092mm | 2117mm | 2314mm |
映写幅 | 1992mm | 1992mm | 2214mm |
映写高 | 1121mm | 1121mm | 1245mm |
重量 | 5.6kg | 6.1kg | 6.1kg |
金額 | 62,700円 | 86,900円 | 68,700円 |
最初にインチ数から決めない方がいいです。大は小を兼ねるとは言いますが、プロジェクタースクリーンに関しては視聴距離です。大きすぎると目の移動で目が疲れますし、画像の粗が見えやすい。視聴距離3m取れないなら90インチをおススメ。
逆に3m以上の距離だと55インチテレビも見えずらくなるので共存がむずかしい。普通の部屋だと視聴距離は2.3~2.8くらいが多い気がします。
ブラックマスクは必要なくて、スプリングタイプでいい方は下記もオススメ。
今回は壁掛けスクリーンからの買い替えですがこのような問題がありました。
壁掛けだと部屋の配置的にスピーカー間を長くとれなかったり、壁に植物や飾りがあるとまっすぐ下せない状態が、たった4,000円ほどでサイズアップとスピーカーに干渉することなく下すことが可能になりました。
干渉することなく下まで下せるので、スクリーン位置も下がり目線も楽になります。
必要な道具は脚立か椅子、ドライバーとメジャーがあれば問題ありません。それでは詳しく紹介していきます。
\フリマアプリで梱包や配送が面倒な商品を売りたい方はこちら/プロジェクタースクリーンの天吊り手順
- ステップ1マウントブラケットを木材に固定
M4木ビス 12mmで固定します
- ステップ2マウントブラケットの裏側に天吊り金具を取付
M3.5や4の木ビスで固定します
- ステップ3
椅子を使いまっすぐ取り付けましょう。
- ステップ4ブラケットをスクリーンに取り付け後、天井フックに引っ掛ける
一人でもできますが二人いると楽です。
マウントブラケットを木材に固定
今回スクリーンに使うのはこの「シアターハウスの90インチスクリーン」
100インチでも同じことができますので、視聴距離で選びましょう。
付属品のマウントブラケットの3つで天吊りすることになります。M4木ビス 12mmで木材に固定します。長すぎると突き抜けますので木材に合ったものを選びましょう。
木材は厚み15mm以上で、100mm真四角に近いものであれば何でもいいです。あまり中身の詰まってない軽いものは割れやすいので注意。
穴は6つあるけども正直4点だけでもいい気もします。強く締めすぎると割れますので注意。きちんと中心につけましょう。
このように3つ揃えましょう。
マウントブラケットの裏側に天吊り金具を取付
次にマウントブラケットの裏に天吊り金具を取り付けていきます。多少傾いてつけずらいですが抑えながらつけていきましょう。
天吊り金物はこのようにな形の物であれば何でもいいです。これでも耐荷重は20kg。ホームセンターにも売っています。
これも3つそれぞれに付けていきます。これも真ん中なるようにつけましょう
天井吊フック取付
それでは今回のスクリーンの天吊りの肝となる日軽産業 フック マジッククロス8 J hook 5kgを取り付けていきます。
これだけで5kgの耐荷重があるもので、よくある石膏ボードにガッチリ固定できます。また取り外した跡が目立たないので賃貸物件でも安心です。
これに先付けたマウントブラケットを取り付ける流れです。
スクリーンは5.6kgなのでこれ一点ではだめですが、3個使い3点で吊るので分散加重では理論上15kgまで吊れます。あくまで理論値です。
シアターハウスの90インチスクリーンはブラケット3点で吊るようになっています。
ブラケットの取り付け位置は決まっていて、このように黄色の範囲以外では取付不可になっています。
シアターハウスの90インチスクリーンの場合は、ブラケットの間隔は両端で2m、真ん中と端で1mとなっています。
スクリーンサイズによってこの間隔は変わるので、自身でチェックしましょう
この間隔に合わせて天井吊フックを付けていきます。
大事なことは
- マウントブラケット間隔に合わせて取り付ける
- 壁からの距離を平行になるように一定にそろえる
特に壁からの平行は気を付けてしっかり付けましょう。メジャーなどでしっかり測りましょう
取り付ける位置を決めたら日軽産業 フック マジッククロス8 J hook 5kgを取り付けていきます。3本の釘が中でクロスするようになり抜けにくい構造。
10円玉などで釘を押すと入りやすいです。手では痛くて無理
このように3つさして1つ完成です。この時点で結構ガッチリついてます。これを3か所付けていきましょう。
3か所まっすぐつけ終わりました。コツをつかめば簡単です、釘は予備もあるので曲がったら素直にやり直しましょう。
多少横の感覚はずれててもブラケット取付位置は広いので何とかなります。前後のずれだけはないように。
ブラケットをスクリーンに取り付け後、天井フックに引っ掛ける
このようにスクリーンにブラケットを付けた木材を取り付けましょう。これを3か所付けます。
3か所取り付けたら準備完了です。椅子や脚立を用意して取り付けましょう。
順番的には一番重いチェーン側を先に引っ掛けて、反対側の②をひっかけて真ん中の③を付けるいいでしょう。真ん中が合わなくても両側で吊ってれば落ちることはないので調整は楽です。
吊り金具はこのようにしっかりついていて変形もない。チェーンの巻き上げで少し下方向に力がかかりますが、と落ちることはなさそう。
重量に不安がある方はもっと軽いタペストリータイプを選ぶのもありでしょう。値段も手ごろで重量が2.4kgと取付も楽です。
重量的には電動ケースなし90インチは6kgなのでそれでも問題なさそう、手動でも電動でもケースタイプは重すぎるので止めておきましょう。
プロジェクタースクリーンを取付完了
無事に取付完了です!賃貸でも満足できる位置に無事スクリーンを設置完了しました。
左下に映っているプロジェクターはラブリコで天吊りしました。方法は別記事で紹介してますのでご覧ください。
2.3mくらいからの16:9 90インチスクリーンの見え方はこんな感じです。100インチじゃなくても十分な大きさ。
このようプロジェクタの投影距離からの、スクリーンのインチ数も適正になったのでデジタルズームをしなくてもよくなりました。
デジタルズームは工学ズームと違い画像が劣化します。
今回使っているプロジェクターは4K対応の「XGIMI HORIZON PRO」です。やや単焦点気味ですが長焦点のシアターハウスの90インチスクリーンでも特に問題はありません。
別記事で詳しくレビューしてますのでご覧ください。
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今回は日軽産業 フック マジッククロス8 J hook 5kgを使った「賃貸でもできるプロジェクタースクリーンの天吊り方法」を紹介しました。
材料費も4~5千円でできますし、傷もほとんどつかないので、持ち家の方でなるべき傷をつけたくない人にも最適
応用すればスクリーンだけでなく軽いプロジェクターやスピーカーもつれると思いますのでチャレンジしてみてください。それではもう一度材料を振り返ります。
天吊り手順は
- マウントブラケットを木材に固定
- マウントブラケットの裏側に天吊り金具を取付
- 日軽産業 フック マジッククロス8 J hook 5kgを取付
- ブラケットをスクリーンに取り付け後、天井フックに引っ掛ける
また壁美人を使った、プロジェクタースクリーンの壁掛けも別記事で紹介していますのでご覧ください。
それではよいホームシアターライフを~
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