ホームシアターでスクリーンと同じく設置に困るが、プロジェクター本体。使用するたびに毎回設置するのはめんどくさいですよね。

なので天井に吊って固定できたらなと考える人も多いとおもいます。
とはいえ分譲住宅ならまだしも、賃貸では容易に天井に穴はあけれない。それに4Kプロジェクターや本格的なものは3kg以上のものが多く頑丈に設置しないと落下の危険がある。

賃貸ではよく引っ掛けシーリングで吊ってるパターン多いよね
引っ掛けシーリングを使うパターンは単焦点プロジェクターであり3kg以下、もしくはポップインアラジンを使うなどプロジェクターを選ぶ場合が多い。
そこで今回は「賃貸でも、穴をあけずにできて、3㎏以上のプロジェクターを天吊り」をテーマに紹介していきたいと思います。
- 賃貸物件、もしくは天井に穴はあけたくない
- プロジェクターが3kg以上あるけど天吊りしたい
- 視聴位置の真上には置きたくない
- 真後ろには置けない
プロジェクターを穴あけないで天吊りする方法は主に3つ
賃貸でも可能なプロジェクターを天吊りする方法は、主にこんな感じです。
- 日軽産業 フック マジッククロス8 Jを使う
- プロジェクター天吊り・壁掛け金具を使い突っ張り棒やラブリコで固定
- 共同照明 配線ダクトレール を使う
一つづつ説明していきます。


簡易取付のライティングレールを使いプロジェクターを天吊り
おそらく一番有名な方法が、この簡易ライティングレールを使った天吊り方法です。
最大のメリットは取付が簡単な事です。
天井に下記のような引っ掛けシーリングと言われるものがあれば取り付け可能です。

ライティングレールの重量も2kgなかったりするので男性女性に関係なく力がなくても取り付けられます。

それに基本照明をつけるものなので、当然照明もつけれてオシャレです。
さらにレールからプロジェクターの電源も取れます。
重量の軽いプロジェクターであればこのように問題なく天吊りできます。

ちなみにこれは簡易ライティングレールではなく、DIYできちんとライティングレールを付けて取り付けています。下記の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
- 真ん中以外の耐荷重が2.5kgくらいしかない
- 最大消費電力は6A
- 引っ掛けシーリングの場所よっては単焦点プロジェクターでないと投影がむずかしい

ダクトレールにはレールフィクサーを付けて取り付けるんですが、それ自体の耐荷重は最大3kgしかない上に値段が高い。3kg以下のプロジェクターを使っている人は問題ない

最も簡単なのはポップインアラジンをなどを付ける方法だね
日軽産業 フックを使ってプロジェクターを天吊り
他には日軽産業 フック マジッククロス8 Jを使い本体を吊る方法もあります。
これ一つで5kgの耐荷重があるので、複数使えばある程度の重量のプロジェクターを付けることも可能です。
そのためには別途木材などを用意し、それに下記のような天吊り金具を取付て吊るようになります。

問題はやはり安定性に欠けるということ。吊るためには1点吊も2天吊りも安定せず前後左右の揺れを収めるには4点で抑える必要がある。費用がかさみますね。
でもこの方法は面白いので、ワイヤ等で引っ張って安定させるとかうまくできれば自由度が上がりそう。
プロジェクターはスクリーンはこれを使って天吊りしています。
【賃貸でもできる】プロジェクタースクリーンを天井から吊り下げる方法の記事で紹介していますのでご覧ください。すごく安定しています。
プロジェクター天吊り・壁掛け金具を使い突っ張り棒やラブリコで固定
今回紹介する方法がこのパターンです。
メリットは
- 重いプロジェクターでも取り付け可能
- 単焦点・長焦点プロジェクターどちらでもOK
- 支える安定性は一番
そして天吊り金具をどう使うかというと、パターンは2つ。突っ張り棒を使うかラブリコを使い2×4材を立てそれに固定する。

やってることは同じなのでどちらの方法でも可能です。
ただ突っ張り棒はかなり頑丈で、しっかりしたものを使わないとダメです。
シアターハウスがプロジェクター設置用ポールを販売してますが約2万円と値段が高いです。
今回はできるだけ安く設置し端に寄せたいのでラブリコを使い2×4材で固定していきます。
プロジェクターを天吊りする手順
- ステップ1取付位置を確認
- ステップ2プロジェクターの天吊り・壁掛け金具を組立
- ステップ3ラブリコを使い2×4材を固定
- ステップ4プロジェクターの固定
- ACアダプタや配線もできるだけきれいに固定しましょう
まずは取付位置を確認
それでは手順を詳しく紹介していきます。
まずは間取りはこんな感じで、試聴位置の真後ろが寝室で引き戸になっていますのでスクリーンに向かって真正面プロジェクターを設置できません。

通路の邪魔になるもんね。結構このパターン多そう


それに視聴位置の真上にプロジェクターが来るのに家族に反対されました。まぁ落下も考えるとしょうがない。
そこで下の壁際にラブリコを使い2×4材を立て、プロジェクター壁掛け金具を付けました。
これで落下してもケガにはしませんし、通路の邪魔にもなりません。天吊りというか壁掛けでできるだけ上につけるという方が近いですね。
プロジェクターの天吊り・壁掛け金具を組立
それでは吊り金具を組み立てていきましょう。今回使うのは「GIBBON MOUNTS プロジェクター天吊り金具」です。
壁掛け・天吊り両方に対応し耐荷重は10kgとなります。
それでは組み立てていきましょう。内容物はこんな感じです。使わない部材もあります。

まずはアーム部分と吊り部分に分けて組み立てましょう。アーム部分はアジャスターで前後に伸縮可能です。

このように壁につける部分と、本体を吊る部分に分けて作ります。

次にプロジェクター本体に金具を付けていきましょう。
今回は「XGIMI HORIZON PRO」を取り付けていきます。若干単焦点気味で2mで80インチくらいの映像が投影できます。
4K対応で2200ANSIルーメンとリビングで使うにも明るく高画質です。
別記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
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まずはこのビス穴についているものを外します。かなり固いので気を付けましょう。4点とも外します。


次に吊り金具を取り付けていきます。先にこのように4点にねじで止めクルクル回るフリー状態にします。

そして穴に合わせて金具を動かしながら合う位置で固定します。

結構穴がシビアなのでゆるく締めて、全部止まったらしっかり締めていきましょう。

これで本体側は完了です。

壁に取り付ける設置イメージがこんな感じです。

ラブリコを使い2×4材を固定

それでは次のステップです。プロジェクター取付位置にラブリコを設置していきます。
- LABRICO 2×4アジャスター
- 2×4木材

ラブリコも木材もホームセンターで売っていますので見てみましょう。
今回はこの赤枠の場所に取りつけようと思います。


今回はこのように決めて取り付けました。


プロジェクターが単焦点の場合、ズームしてもスクリーンに収まりきらない場合もあるので注意しましょう。
プロジェクターの固定
本体の取付
取付が終わったら、アームを取り付けていきましょう。

このように扉のレールより下に来るようにし、吊り下げたプロジェクターが扉を閉めても干渉しない位置に取り付けるのがポイントです。取り付けビスは木ビスを使いましょう。

そして本体を取り付けたら設置完了です。しっかりついていて問題はなさそうです。


このように扉を閉めても問題ないです。


取付自体は簡単でドライバー一本でできますし、特別な力は必要ありません。取付高さが2mくらいになるので頭を打たないように注意です。
プロジェクターのACアダプタや配線を綺麗にしていく
電源内蔵タイプのプロジェクターでない場合、ACアダプタの固定も必要になります。
大体のACアダプタは2m以下で地面には届きません。

それにACアダプタって重くて取り回しが悪いよね
なのでモールや金具を使って綺麗にしていきます。特別なものは必要ないのでホームセンターでも手に入ります。

この三角の金具でACアダプタを固定します。

寸法を測り先に木ビスで止めちゃいます。ちょっときつめにするのがポイントです。

このようにすっぽり収まるようにしましょう。

あとはACアダプタの電源の延長コードを持ってくるために配線モールを横に取り付けます。

両面テープ付きを選ぶといいですね。なければ両面テープ貼りましょう。ホームセンターにも売ってます。
このように延長コードやHDMIケーブルをあげてきましょう。


そしてケーブルを綺麗に固定したら完成です

完成!
以上で取付完了です。このよう天吊りというか壁取付けできました。ガッチリついていますので安心です。

ちなみにこの天吊り金具はぐるっと回転させることが可能なので、反対側の寝室に投影できるようにしました。

寝るときにはこのように移して大画面を楽しむことはできます。

引き戸の扉を全部閉めればちょっとしたシアタールームが出来上がります。

まとめ
このように一工夫すれば、賃貸でもそこまで費用をかけずにプロジェクターの天吊りは可能です。
皆さんもぜひ賃貸でもホームシアターを楽しみましょう!
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