Amazon musicやTIDALなど高音質なストリーミングサービスの発展により、最近はCDを購入するよりデータ音源を聴く機会が多くなった方も多いかと思います。
本格的なオーディオ始めてみたいという、オーディオファンの裾が広がるとてもいい世の中です
そんな中、ネットワーク再生に置いてハブは超重要!効果絶大でオーディオ専用品を付けるべし!とオーディオ玄人の方々は口をそろえて発信しています。
ネットワークプレーヤーやスピーカー、アンプにお金をかけるのはいいけどハブに高価なお金をかけるのはちょっと・・・って思いますよね?
だって数千円で売ってるのだから、私もそう思います。
そもそもオーディオアクセサリーは高価なものが多く、オーディオハブも例外なく高い。それこそ10万や20万はざらにある魔窟。
そこで今回はオーディオグレードのオーディオハブだけど5万円代と比較的安く、効果絶大と言われる「Silent Anjel N8」をレビューしていきます。
ネットワーク再生に置いて超重要と言われるけどなかなか手を出せない、けど気になるって人に参考になればと思います。
高く売って賢く買い替えよう!無料査定はこちらからSilent Angelとは?
ネットワークオーディオ機器を専門とするメーカー。自社で高音質で有名なオーディオHUBであるN8などを開発し、他社へOEM供給する高い技術力を持っています。
早くからCD音源を超えるデジタル音源に注目し、HUBのN8の後にRoonサーバーのZ1やミュージックストリートマーのM1などネットワークオーディオにかかわる周辺機器も開発しています。
結論から
オーディオハブの導入を躊躇するのは、スピーカーやアンプとかと違い見た目で違いが分かりにくいのに高価すぎるというところです。
Silent Angel N8はどうか?結論から言うと、「オーディオだけでなく、映像にも効果があります。」
表現が難しいですが、ちょっとごちゃついた感じがすっきりと聞きやすくなるイメージ。全然情報を与えてない家族に視聴してもらいましたが、キラキラさが上がって繊細な感じという感想でした。オーディオマニアでなくても変化はわかります。
あとは確実に映像や、ストリーミング中の安定性は上がった気がします。
さすがに上位の17万円のN8 proは無理がありますが、5万円代のN8は初めてのネットワークオーディオのアクセサリーとしては十分費用対効果を感じます。
ネットワークオーディオでロスレス・ストリーミング再生が中心ならばオーディオHUBは導入すべきかもしれません。
個人的に変化の感じやすさは、ACアダプタからの電源ユニット変更に次いでわかりやすいかと思います。
それではもう少し詳しく紹介しています。
外観やスペック
Silent Anjel N8も例にもれず見た目は普通のハブです。
正面にはロゴとLEDインジゲーターがあり色によりネットワークの信号を表しています。
背面には接続ポートとACアダプタの差し込み口があります。接続ポートは8個ありますの十分でしょう。ポートはAudio Grade 100/1000 Baseとなっています。
横には熱を逃がす排気口があります
電源には医療用ACアダプターが使われており、安全性に優れた2MOPPレベルの二重保護装置を採用したACアダプターを同梱。EMC(電磁両立性)要件にも対応しているので、オーディオ機器等への影響も最小限となっています。
ネットワーク再生において最も重要なのがノイズ対策というのが伝わりますね。
スペックはこのようになっています。付属品は、ACアダプタとLANケーブルです。長さは短いので気を付けましょう。
寸法 | 154.5mm×85mm×26mm |
重量 | 350 g |
ポート数 | 8ポート×Audio Grade 100/1000 Base T ポート |
メインクロック精度 | 25℃で0.1 ppm |
電源 | 5V/1A ACアダプター |
最大消費電力 | 5W |
付属品 | ACアダプター、LANケーブル |
値段 | 約55,000円ほど |
徹底したノイズ対策と独自技術
見た目とサイズは汎用ハブとほぼ変わりません。写真下段はバファローの金属筐体の汎用ハブです。これでも4000円くらいします。
しかし、そこはネットワークオーディオを得意とするSilent Angel。見た目にはわかりませんが独自の技術が搭載されています。
- 高性能 EMIアブソーバー
- オリジナル・インターナル・クロック、Silent Angel TCXO
N8はamazon HD/Tidalなどストリーミング・サービスをハイクオリティーで再生するために開発設計されたオーディオ用スイッチングハブ。
ハイレゾ音源や4K映像など大型化する音楽データや映像データをより正確に、安定して転送するために、独自のEMIアブソーバーやSilent Angel TCXOを開発し搭載されています。
この技術により
- 低ジッター
- クオリティーを損失することなく、ネットワーク上のオーディオ機器へ転送
- 正確なデータ転送、高負荷に耐えうるネットワークの安定性
- N8筐体内での温度変化に左右されることなく、正確な水晶発振が可能
要するにオーディオだけでなく、映像関連にも効果大ってことなんです!
接続方法
基本的にはルーターからのLANケーブルは1ポートにさして、2~8ポートをオーディオ機器等につなげましょう。
ネットワークプレーヤーと組み合わせて使うと効果的です。
おススメは同じSilent AngelのM1T-4GBです。Amazon musicのTIDALも使えてroonready対応機器になっています。
別記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
またもう少し安くコスパのいい、高音質なネットワークトランスポートのifi audioのZEN STREAMもおすすめです!
Amazon musicは対応していませんが手軽に安くroonが始めれます。
こちらも別記事で詳しく紹介していますのでご覧ください
効果的な接続方法
不要なノイズをなるべく排除して、音質を良くする目的の場合は下記のような接続がいいと感じました。
ノイズ混入を極力抑制するためにはできるだけN8はオーディオ用に単独で使用する。しかしテレビやゲーム機を共存させても音質への影響がかなり大きいわけではない。
カスケード接続する場合
Silent Angel N8はHUB同士を接続するカスケード接続も可能です。
ルーターとSilent Angel N8が離れていて、親のLANケーブルを二本も配線できない人も多いかと思います。ネットワーク機器が多くポートが足りない場合はこちらのような接続になります。
4Kストリーミング再生をするprime stickなどのセットトップボックスも、N8につなぐといいですね。
ルーターから単独でM1Tなどのネットワークプレーヤーよりよくなるの?
ノイズを抑えられるので直接ルーターからM1Tに行くより高音質になるよ!
専用電源もある
またACアダプタは5V1Aの要件を満たしてれば別電源を使えます。
最近Silent Angelから新しくカスタム仕様のトロイダルトランスと35000uFを超える大容量コンデンサーを搭載したDC電源が発売されました。
電圧変動を最小限に抑え、非常に安定した直流電流を供給しますので、音の厚みや分離が向上します。
まとめ
今回は、最も導入に踏み切るのが難しいオーディオハブSilent Angel N8を紹介していきました。
結論としてはたかがハブ、されどハブでロスレス・ストリーミング再生を主とするネットワークオーディオを楽しんでる方にはぜひ導入した方がいいのではと感じました。
オーディオハブの中では安く費用対効果は高い。でも5万円は絶妙に悩みどころ(笑)
- ルーター→N8→ネットワークプレーヤーなど単独で使うと効果的
- N8と汎用ハブを繋ぐカスケード接続も可能。その場合はN8に直接ネットワークプレーヤーを繋ぐこと。分岐先の汎用ハブには繋がない
- 映像系にも効果あり、N8に共存しても音質には大きく影響はない
それではよいネットワークオーディオライフを~
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