「ウェアラブルネックスピーカー」
それは耳をふさがない形状で、肩に乗せて楽に音を聞けるスピーカーとして、SONYを皮切りに様々なメーカーが開発し画期的な新ジャンルを開拓した。
たしかにヘッドホンやイヤホンは長時間の試聴はつらい
そんな中、 SONYは新型ネックスピーカー
「SRS-NS7」を発売オープン価格で市場想定価格は3万3000円前後。
当初は同シリーズのSRS-WS1の後継機と思いきや、通信方式はBluetoothで、SRS-NB10の上位機として位置づけられ、明確に用途別に分類されることになった。
そして360 Reality Audioや空間オーディオの登場、Dolby Atmos技術により再び脚光を浴びるSONY新型ネックスピーカー「SRS-NS7」
同シリーズのとの違いや特徴を紹介していく
特徴
今回の「SRS-N7」は同シリーズのいいとこどりをしつつ進化している。
テレワークなどの通話やテレビの音も再生可能なので、多彩な利用シーンで活躍できあまり音を大きく出せない状況でも個人にしっかり音を届けてくれます。
BRAVIA XRと組み合わせ、Dolby Atmosの立体音響を楽しめる
RAVIA XRと同梱のワイヤレストランスミッターを接続し、ワイヤレスネックバンドスピーカーを接続することで5.1.2chの仮想スピーカーを作り立体音響を体感できる。
実際にこれをスピーカーでやろうとすると、かなり難易度たかいよね
7つのスピーカーと二つのサブウーファーを組むと、グレードはすごいがお金がかなりかかるし現実的ではない。
夜など大きな音は出せないことを考えればネックスピーカーである「SRS-N7」は 5.1.2ch を簡易的に体感するには十分代わりになりえると思う
実際に公式ホームページでは立体音響イメージを体感できる。ヘッドホンやイヤホンを使用して聴いてみると、かなりすごいのがわかる
ここで曲者なのがBRAVIA XR搭載のテレビということ。
BRAVIA XRは2021年発売の以下のシリーズにしか搭載されてないプロセッサーのこと。最低でも約20万円から
- A90Jシリーズ
- A80Jシリーズ
- X95Jシリーズ
- X90Jシリーズ
この点だけは残念ポイント
360 Spatial Sound Personalizerで個人最適化!
次に特徴的なのが
「360 Spatial Sound Personalizer」
ソニーが開発した独自の立体音響技術。専用アプリ「Headphones Connect」や
「360 Spatial Sound Personalizer」を使って撮影した耳の画像をにより個人の聴感特性を解析し一人一人に最適化しする技術
耳の形って人によって結構ちがうから、個人に最適化できるようにするなんて素晴らしいきづかい。ただどの程度効果が変わるのかはわからないけど
新たなX-balanced Speaker Unit搭載
SRS-NB10よりSONY独自の大型化したスピーカーユニットを搭載し、音圧を上げつつ歪みの少ないクリアな音を実現。
デュアル・パッシブラジエーター方式で低域を増強するパッシブラジエーターを二つ搭載し迫力のある低域を再現する。
360 Reality Audioにも対応してるので、ライブ音源なども高音質で楽しめる
BluetoothコーデックLDACに対応しより高音質に
新しくBluetoothコーデックにLDACが
追加されました。
SRS-NB10はAACまででしたので、より高音質になり不満点が解消されました。
メリットとデメリット
個人的に思うメリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。このメリットを感じられない人はSRS-NB10でもいいかもしれない
SONYのネックスピーカーシリーズの違い
SONYのネックスピーカーは三種類存在する。
大きく異なるのは通信方式だ。
- SRS-WS1
- 低遅延無線
- SRS-NB10
- Bluetooth標準規格ver5.1
- SRS-NS7
- Bluetooth標準規格Ver.5.0
- 光デジタル音声入力端子付き送信機
- 据え置きしテレビ視聴のみ、2人で使用することもある
- SRS-WS1
- テレワークによる通話、ウォーキング、家事の音楽鑑賞
- SRS-NB10
- テレワークや通話にも使え、テレビ視聴もより高音質
- SRS-NS7
スペックをまとめるとこのような感じ、価格帯も違うのでよく用途を考えよう
SRS-NS7 | SRS-NB10 | SRS-WS1 | |
通信方式 | Bluetooth標準規格Ver.5.0 光デジタル音声入力端子付き送信機 | Bluetooth標準規格ver5.1 | 低遅延無線 |
ネットタイプ | ファブリック | ファブリック | パンチング |
有線接続 | × | × | 〇 |
電池容量 | 2900mAh | 600mAh | 1000mAh |
電源端子 | USB Type-C | USB Type-C | micro USB Type-B |
連続使用時間 | 約12時間 | 約20時間 | 約7時間 |
充電池充電時間 | 約4時間 | 約4時間 | 約3時間 |
重さ | 約318g | 約113g | 約335g |
マイク | Electret Capacitor | MEMS | × |
送信機 | 〇 | ×(別途購入) | × |
2台同時試聴 | × | × | 〇 |
金額 | 33,000 円(税込) | 15,400 円(税込) | 24,200 円(税込 |
二人同時接続できる「SRS-WS1」
初代ネックスピーカーの「SRS-WS1」は送信機を使った低遅延無線方式で、Bluetoothには対応していない。
なぜこのご時世にBluetoothに対応してないの?というのは発売が結構前とはいえ誰しもが思ったはず。
想像通りに後発メーカーのBluetooth搭載のネックスピーカーに、遅れをとってしまう
スマホやタブレットと接続するのに有線接続しかないのは困りもの
最近のスマホはイヤホンジャックなかったりするからね
ただ明確なコンセプトとして
- 持ち出すことを想定せず、あくまで据え置き
- テレビの音を低遅延でとどける
というように考えて作られているため、通信方式をBluetoothではなく低遅延にしたのだろう
1つの送信機に対してスピーカーは2台まで接続可能なので、夫婦や友人同士で楽しめるメリットも。
値段も下がってきたのでBluetoothで音を聞かないならいい買い物になる。
ただ音の出る場所が斜め上方向を向いているため割と音は周囲に聞こえる
軽量でマイク付きな「SRS-NB10」
その後発売されたのが「SRS-NB10」
コロナ渦でテレワークが増えたことにより、コンセプトを刷新しBluetooth搭載で生まれ変わった
「 SRS-WS1 」との違いは
- 2つの高性能マイクとミュートボタン搭載
- 約113gとかなり軽くなった
- 連続使用時間は20時間と大幅に長く
- 防滴仕様 IPX4
- USB Type-C(TM)対応
マイク搭載による通話、テレワークに重点を置き、なおかつ超軽量のロングバッテリーで一日中使えるスタミナ
2つのマイクを最適に制御し、高度な音声信号処理をする「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を搭載。
生活音下でも相手にクリアな声を届けることができ、不快なハウリングやエコー音を防ぐ
ようするに映画やテレビを楽しむというより、在宅ワークなどににストレスなく使えるようにできている。軽く音楽や通話を主にする人向けの製品
また防滴仕様IPX4追加により、キッチンで料理や洗い物をしながらで安心して使える
防塵規格はないので屋外にはあまり向いてないかも
2台の機器と同時に接続できる「マルチポイント」を搭載
個人的にすごい便利と感じるのがこの
「マルチポイント」です。よくマルチペアリングは耳にすると思うけどマルチポイントは完全ワイヤレスイヤホンでもあまり搭載していない
マルチペアリング複数に接続できるけど、2台行き来するには切り替えが必要。これが結構めんどい、携帯2台持ちとかPCと携帯とかそんな人にはマルチポイントは超便利
図の通り、スマホで音楽を聴きパソコンで通話などの使い方ができる。
bluetooth対応テレビや送信機をつかいテレビの音も再生可能
「SRS-WS1」と違いスマホやパソコン、音楽プレイヤーとのBluetooth接続が主になる。「SRS-NB10」は基本的にはテレビの音を再生することはできない。
ただしA2DPプロファイルに対応しているBluetooth(R)対応のテレビなら再生可能です
また最近ワイヤレストランスミッター
「WLA-NS7」が発売され、これを使うことでBluetooth対応テレビじゃなくてもテレビの音を再生可能になりました!
まとめ
いかがでしたか? 新型ネックスピーカー
「SRS-N7」はテレワークの増加により通話に重点を置く、シャープやパナソニックなどと一味違い、より高音質を追い求め、通話も音楽もテレビ視聴も可能なまさに万能機。
どちらも高水準で楽しみたい人には最適ですね
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