「大きくて重くて熱いアンプは嫌だ」
「多機能じゃなくていいから10万円以下でオススメのアンプない?」
結構こんな悩みって多いですよね、特にデスク上でも使うとなるとアンプ選びでサイズや発熱具合は重要な要素になります。
それに同じNmodeののX-PM3もいいけど、そこまでは金額は出せない。シンプルでそこまでハイスペックじゃなくていいから安い方がいいって人にはX-PW1は、ぜひおススメ!
そこで今回は10万円以下のオススメアンプで、5年以上も続くロングランのボリューム付1bitパワーアンプ
「Nmode X-PW1」を紹介していきます。
1bitならではのハイスピード、ハーフサイズで剛性がありますので密度の濃い中低域を得意としたパワーのある小型アンプになっています。
Nmode「X-PW1」から「X-PW1mk2」と進化
まず最初にX-PW1は5年のロングランモデルであるにもかかわらず、さらにリファインし「X-PW1mk2」へと進化しました。
NmodeはよくマークⅡとなずけてリファイン版を出します。これほど長く販売が続くモデルは珍しいしありがたい。それだけ根強い人気があるということですね。見た目はほぼ変わりません。
まずX-PW1は可変ボリューム付パワーアンプです。その名の通りパワーアンプにボリュームダイヤルをつけたイメージそのままですので、プリメインアンプやX-PM3など上位機種と違い
- RCAアナログ入力1系統のみ
- サンプリング周波数は5.6Mhzまで
- 最低限のスピーカー端子
- クロック入力はなし
- リモコンはない
というように機能を減らし低価格を実現しているので1bitアンプを手軽に体験できるようになったのは、喜ばしいです。
デスク上を想定してるならリモコンはいらないですしね
それでも高音質化の方法はきちんとあり、X-PW1を2台使ってそれぞれでスピーカーを駆動させれるモノラル使用も可能で、背面のスイッチを切り替えることで使えます。
さらに出力が増しパワー感、中低域の押し出し感が増します。
外観やスペック
スペックは下記のようになっています。出力は特にステレオ使いでも低いわけではないので、よほど鳴らしにくいスピーカーと大音量派じゃなければ問題ないと思います。
サンプリング周波数は5.6Mhzと上位のX-PM3の半分と値段差のすみわけがここに出てきています。モノラル使用だとさらに出力が増します。
X-PW1 | |
---|---|
最大出力(ステレオ時) | 16W×2(8Ω)、19W×2(6Ω)、22W×2(4Ω) |
最大出力(モノラル時) | 20W×1(8Ω)、25W×1(6Ω)、32W×1(4Ω) |
サンプリング | 5.6MHz |
入力端子(ステレオ時) | ステレオ1系統/RCAピンジャックL/R |
S/N比 | 90dB |
消費電力 | 17W |
サイズ | W210mm.H67mm.D243mm |
重量 | 2.9kg |
それでは外観を見ていきましょう。アルミの質感がよく見た目はとても高級感のある仕上がりです。X-PM3と違ってRコアトランス電源が入ってますのでずっしり感はあります。
しかし、1bitアンプならではの低消費電力なので発熱もしなく冷たいです。
表面には電源ボタン、ボリュームしかありません!(笑)なんというシンプルイズベストw潔いです。パワーアンプにボリュームを付けているので単純にホームシアターのフロントスピーカーのパワーアンプとしても使えますし、デスクトップ等に置いてピュアオーディオのプリメインアンプ的な使い方もできます。
私はDACとつないでプリメインアンプ
的な使い方をしています。
表示は電源ランプと、モノラルかステレオの使用を表示するランプです。
裏面には以下のようになっています。入力も1系統ですし、とてもシンプルですね。スピーカーターミナルも特別ゴージャスではありません。
- 入力
- RCAアナログ入力
- MONOーSTEREOのモード切替スイッチ
- モノラル使用時のXLRケーブル入力
- スピーカーターミナル
- 電源
しいていうならボリュームダイヤルを無効にできる固定モードがあればよかった。
奥行きもハーフサイズなので、小さいホームデスクにも収まりやすいと思います。
音質やX-PM3との違い
実際に使っていての感想です。私の環境は下記のような環境です。下記の商品については過去にレビューもしてますので良ければご覧ください。
- リビング
- スピーカー DALI OBERON5
- アンプ nmode X-PM3
- DAC nmode X-DU3
- 書斎
- スピーカー DYNAUDIO X14
- アンプ nmode X-PW1
- DAC SoundWarrior SWD-DA20
X-PM3とX-PW1のスペックの違い
X-PW1 | X-PM3 | |
---|---|---|
最大出力(ステレオ時) | 16W×2(8Ω)、 19W×2(6Ω)、22W×2(4Ω) | 18W×2(4Ω) 、12.5W×2(8Ω) |
最大出力(モノラル時) | 20W×1(8Ω)、25W×1(6Ω) 32W×1(4Ω) | – |
サンプリング | 5.6MHz | 11.2MHz |
入力端子(ステレオ時) | ステレオ1系統/RCAピンジャックL/R | RCAピンジャックL/R (3系統) |
リモコン | なし | あり |
消費電力 | 17W | 最大45W (付属ACアダプター) |
サイズ | W210mm.H67mm.D243mm | W210×H62×D250mm |
重量 | 2.9kg | 約2.3kg |
クロック入力 | なし | あり |
アンプを切換えて視聴すると、X-PW1の方が低中域が厚めの作りでパワー感がある感じです。
カタログ上でも若干出力が上ですしACアダプタ駆動と電源トランスが載ってる違いがあるのかもしれません。
X-PM3はX-PW1よりハイスピードで繊細、幅広いサンプリング周波数のおかげでよりアナログ音源に近く空間表現がさらに上のイメージ。電源、クロック入力でさらにクオリティアップできるのも魅力X。
モノラル使用
X-PW1の面白いところはX-PW1を2台使ってのモノラル再生ができるところです。
要するにスピーカー片方に対してX-PW1を1台使い、それぞれにスピーカーを担当させることにより
より余裕のある再生ができ、よりパワーや切れが増します。2台持ってればモノラル再生もしてみたいですね。
カタログ上でも1.4倍くらいの出力になるんだね
ただ二台買うと18万くらいになってしますから上位機種も人によっては視野に入ってくるのかも。上位と言ってもX-PM7 MK2だと30万くらいするけど・・・
価格等について、中古と新品
現在X-PW1はX-PW1-Mk2っという型番でリニューアルしてます。見た目は変わらないのですが音質は向上しています。こちらを検討になります。
X-PW1-Mk2とX-PW1の新品と中古の価格差はこんな感じです。X-PW1はディスコンなので中古との比較になります。
X-PW1 | X-PW1-Mk2 | |
---|---|---|
新品 | – | \80,000 |
ヤフオクなど中古 | ¥40,000~¥50,000 | ¥70,000~ |
こう見ると大体価格差は3万程で結構程度のいいものが出回ってますので、中古品でX-PW1を探すのもありですね。X-PW1-Mk2を狙うなら中古より新品一択ですね。
まとめ
個人的な感想としては音質の違いはあるもの、デスクトップでPCオーディオとして使いなるべく一台で完結し、安く手に入れたいならX-PW1で全然問題ないです!
逆にリビングでレコードやクロック入力など色々な用途で使いたいならX-PM3かなと思います。
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