テレビの音も音楽も高音質で楽しみたい!でもリモコン増やしたくないしシンプルで省スペースでCDは必須!できれば一台でこなしたい!それにリビングに映えるのがいいんだけどな
そんなあなたにおすめなのが9月25日に発売された、DENONのARC対応HDMI入力搭載の
オールインワンネットワークレシーバー
DENON RCD-N12
ARC対応のテレビとHDMIケーブルで接続するだけで、テレビやYouTube、NetflixなどのVODサービスも高音質でスピーカーから再生できます。しかもリモコンは共用。モダンなミニマムデザインでとてもシンプルな構成なので、リビングにおいても無骨なオーディオ感はなし。
DENON RCD-N12は一般的にはミニコンポと言われるオールインワンレシーバー。
通常レシーバーは多機能だけど音質は不利な面が多いですが、DENON RCD-N12はミニコンポの皮をかぶったもはやプリメインアンプ。
十分にピュアオーディオとして活躍できます。
- HDMI ARC、HDMIコントロール機能(CEC)に対応
- HEOSを搭載
- Amazon Alexaによる音声コントロールに対応
- AirPlay2
- Bluetooth(受信/送信)に対応
- MMカートリッジ対応Phono入力を装備
- FM/AMラジオチューナー搭載
HEOSアプリでAmazonMusicやSpotifyなどを簡単に高音質で再生でき、スマホで完結する現在の音楽の聴き方と、androidTVを搭載したテレビでYouTubeや動画配信サービスを楽しむ現代においてとてもマッチした商品です。
オーディオに興味のない家族の承認も取りやすい
DENON RCD-N12のオススメポイント
まず結論からいうとオススメポイントは
HDMI ARC、HDMIコントロール機能(CEC)に対応
特にこのHDMI ARC、HDMIコントロール機能(CEC)に対応というのは、もうめちゃくちゃ便利です。
テレビの音を高音質にしたいけど、光ケーブルだとリモコン増えるしAVアンプは音質的に2chだと不利だしなーって人の救世主が、HDMI ARC対応のプリメインアンプというジャンル。
通常、テレビの音声をアンプ等に送るときは、HDMIケーブルとは別に光デジタルケーブルなどを使いテレビとAVアンプを接続する必要があります。ARCに対応していればHDMIケーブル一本でOKです。
CEC機能とは便利機能の一つで、テレビとアンプやレコーダーなどの機器間で制御信号をやり取りすることにより、お互いを操作するリンク機能の事です。
これによりリモコン二つ問題、電源の入り切り問題は大体解消されます。ただメーカーにより連動に不具合もある場合もあるので注意。
テレビをONしてRCD-N12側の電源ONまでは、多少のタイムラグがありますが気にならない程度です。
HEOS、Airplay2を搭載し、Amazon MusicやAppleMusicが高音質で聞ける
DENON RCD-N12は様々なストリーミングサービスやインターネットラジオに対応していますて、それらをHEOS アプリで簡単に再生が可能。
HEOSアプリで一括して、ストリーミングサービスやローカルネットワーク上の音楽、Bluetooth音源、USBメモリ音源を管理し再生が可能です。
インターネットラジオは「TuneIn」のデータベースから無料で世界中の音楽、トーク、ニュースなど様々な配信しているものを聴くことができます。
これが音楽じゃなくて、BGM的に何か流したいときや、人の声を聴きたいときなんかに最適なんです。
Airplayもあるので、AppleMusicを聴いている方も問題なく再生できます。
音質はAirplayより、HEOS アプリでAmazon Musicを再生した方が情報量やレンジも広く高音質です。Amazon Musicに対応しているメーカーは限られていますのでAmazon Musicはぜひとも体験してほしいです。
今流行りの空間オーディオも体験できるうえに30日間の無料体験もあるので試してみるのもありですよ
またHEOS アプリで、AmazonMusicやSpotifyなど複数のアプリを一括で曲検索できるのはとても便利です。
ただソースを選ぶときに、iphoneの場合は同じネットワーク上の「このphone」から再生しようとすると、再生エラーがでるので、iPhoneからをDENONDENON RCD-N12をAirplayを選んで再生した方がいいと思います。
HEOSはマルチルーム再生が可能で、対応機器があればいろいろな部屋で同じ音楽や、違う音楽も楽しめます。
ただHEOSアプリはUIが多少わかりずらく、見ずらいように感じます。
Bluetooth(受信/送信)に対応
DENON RCD-N12はBluetoothの送受信に対応して、Bluetoothで音源を再生だけでなくワイヤレスイヤホンでの試聴も可能。対応コーデックはSBCのみ。
スピーカーとBluetoothヘッドホンから音声を同時に出力したり、Bluetoothヘッドホンからのみ音声を出力したりすることができます。
なので自分だけで楽しむことも、家族や友人と同時に楽しむことも可能です。
CD、レコードなど多彩な音源に対応
先ほどHEOSアプリを使った、ストリーミングサービスを紹介しましたが、他にも多彩な音源を再生することができます。
CDで音楽を聴くこともある人には、CDプレーヤーがあることはうれしい。
他にもMMカートリッジ対応Phono入力を装備し、FM/AMラジオチューナー内蔵な為、レコードやラジオも聞くことができます。
CDを挿入すれば自動で入力が切り替わるので煩わしさはありません。
外観やスペック
DENONのミニシステムのCEOLシリーズのDENON RCD-N12
利便性や高音質はもちろんですが、他のシリーズと異なる美しいデザイン性も目を引きます。
RCD-N10の時は継ぎ目があったのですが継ぎ目のないシームレスデザインで、デザイン性や剛性がアップしてますね。
オーディオと言えばシルバーですが、色は白と黒の2色展開で、よりインテリアとなじみます。
フロントパネルには下記の機能があります。
- 電源ボタン
- CDトレイ
- ディスプレイ
- USBメモリスロット(PCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHz対応)
- ヘッドフォン出力
ディスプレイの明るさは5段階に変更可能で、再生中のタイトルを表示したりスタンバイ中には時計表示など地味に便利な機能です。
外形寸法はW280×H108×D305mmとなっていて、横幅はともかく奥行きは思ったより大きく、60cmくらいのデスクだと圧迫感があるかもしれません。
背面には入力端子類もあるので5cm~10cmはプラススペースが必要です。
リアパネルには下記の機能があります。
- HDMI 端子(HDMI ARC)
- アナログ音声出力端子(AUDIO OUT)
- ディスプレイ
- アンテナ端子(ANTENNA)
- 光デジタル音声入力端子(OPTICAL IN)
- CONNECT ボタン/LED
- アナログ音声入力端子(AUDIO IN)
- ネットワーク端子(NETWORK)
トップパネルは硬度に優れ、傷に強いハードコートアクリルを採用。静電式のタッチ式のコントロールボタンは、指が触れるとバックライトが柔らかく点灯し、ボリュームや電源操作、入力ソースの切り替えが行えます
クイックセレクト機能で本体、およびリモコンのクイックセレクトボタンに入力ソース、音量、音質調整機能の設定を記憶することができます。クイックセレクトボタンを押すだけで、記憶されているさまざまな設定を一度に切り替えることができます。
押し込む必要がなくフラットなので外観は美しいです。ボリューム操作はノブの方がしやすく、ここで操作よりリモコンでの操作がほとんどでしょう。
付属品は下記になっています。
- かんたんスタートガイド、取扱説明書、
- リモコン(RC-1255)、単4形乾電池 × 2
- HDMIケーブル、FM室内アンテナ
- AMループアンテナ、電源コード
HDMIケーブル、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、電源コード
RCD-N12 | |
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外形寸法 | W280 × H108 × D305 mm |
質量 | 3.4 kg |
定格出力 | 65 W + 65 W (4 Ω、1 kHz、THD+N 0.7 %) |
消費電力 | 55 W |
出力端子 | スピーカー: 負荷 4 ~ 16 Ω |
入力端子 | アナログ入力×1、Phono(MM)入力×1 HDMI(ARC)×1、光デジタル入力×1 |
出力端子 | アナログ出力×1、サブウーファー出力×1 ヘッドフォン出力×1 |
その他入出力端子 | ネットワーク×1、USB-A(Front)×1 FMアンテナ入力×1、AMアンテナ入力×1 |
ネットワーク種類(無線LAN 規格) | ネットワーク種類(無線LAN 規格) IEEE 802.11a/b/g/n/ac 準拠 |
Bluetooth | 5.0 SBC 受信: A2DP 1.2、AVRCP 1.3 送信: A2DP 1.2 |
デメリット
おススメポイントはお伝えしましたが、逆に残念なポイントは使用した感じ下記のような所です。
リビングでの使用を考えれば確かに肝はHDMIのARC入力ですが、デスク上や書斎に置こうと思ったときにパソコンと接続しようにもUSB入力がなくて私は少し困りました。
一応USB DACを使い光に変換すれば入力はできるのですが、コストが増えますからね。あと同軸入力がないので複数台の機器をデジタル入力するのには向いてないです。とりあえずには簡易下記のようなものを使うといいと思います。
DENON RCD-N12におすすめのスピーカー
今回の視聴はデスクトップや省スペースリビングを想定して、小型スピーカーとブックシェルフで視聴しました。
まずはサウンドウォーリアのキューブ型スピーカーのSW-SP2で小さなデスク上で鑑賞。
12cm程度のコンパクトな本体ながら、低域から高域まで広帯域をバランスよく奏でるスピーカーとしてつくり込まれています。
限られたスペースにも設置できるメイドインジャパンのスピーカー。ウォールナットの無垢材を使用していてオシャレ。さすがに楽々と鳴らしています。
DENON RCD-N12は、トーンコントロールで個人好みに音質を変化させるのを想定してか、味付けのないフラットバランスで派手な音はしません。
なのでコンパクトスピーカーでは低音もそんなに出ないのでコントロールで低域をブーストした方が人によっては楽しめるかもしれません。
普通サイズのブックシェルフのdynaudio X14やトールボーイのDALI OBERON5で視聴しましたが、特に暴れたり破綻することなくならせましたので、よほど能率の悪い大型スピーカーではない限り問題なく、ニアフィールドでも大きめのリビングルームでも問題はないですね。
DALI OBERON1やparadigm ATOM SEなどの安価なスピーカーと組み合わせれば低価格で満足のいくセットになりそうですね。
まとめ
DENON RCD-N12はCD、レコード、サブスクミュージックなど音源にとらわれることなく、さらにARC対応にHDMIを搭載したことによりTVの音源も高音質で楽しめるリビングユースに適したレシーバーです。
もう一度振り返ると
残念なポイントとしては
USBがないとなかなかデスク上では利便性では少し不便かもですが、デジタル音源が普及しサブスク全盛期の今の時代には困らない人の方が多いかもしれません。
AmazonMusicをメインに聞き、テレビも高音質でかつ手軽さを求める人にはぴったりの商品です。
コメント
いつも更新を楽しみにしています。
SW-SP2単体でのレビュー記事も、期待します。(わがまま言ってすみません。)
真空管とD級のハイブリッドアンプ、SWL-T01-SDを購入して気に入っているので、SW-SP2も気になっているのですが、レビューが少ないんですよねー
鳩サブローさん。コメントありがとうございます。とてもうれしいです!単体レビューぜひやりたいと思いますので楽しみにしててください。
SWL-T01-SDが私は持ってないので逆に気になりますー!
よしかさんのブログは、お人柄も伝わってくるからか、安心して読むことができて、商品のレビューも信頼できます。
SWL-T01-SDは、ブックシェルフには(普通のD級よりは)艶と厚みのある音を出しますが、それまで純A級プリメインで鳴らしていたトールボーイで試したら低音不足でちょっと物足りない感じでした。きっとSW-SP2となら、メーカーも組み合わせを意識しているでしょうから、良い音を奏でるんだろうなぁと思います。
そのトールボーイは、よしかさんのブログを見て、今はNmode X-PM5で鳴らしていますが、とても良い組み合わせになりました。電気代の節約にもなっています。
RoonやTIDALを愛用していることもあり、よしかさんのブログは貴重な情報源になっています。
引き続きよろしくお願いします!