パソコンを使い音楽聞いてると、
「再生の度にパソコンを立ち上げるのはめんどくさい!」
「CDプレーヤーが音がいいのはわかるけど高いし、CDを入替るのも意外とめんどくさい!」
なんてことも多く、アルバムだと聞きたいのは中の1曲だったりするし・・CDを買ったりレンタルしてみないとわからないってのは、新しい音楽を聴かなくなるのにつながるんですよね。
ハイレゾ音源を購入そしてPCやNASに保存し、パソコン立上げて再生する流れがめんどくさい
もはや音楽を気軽にパッと楽しめないといい音を揃えても聞かなくなる。そんな悩みを解決するのがネットワークプレーヤーです。
ちょっとまってでも購入した、DSDなどのハイレゾ音源もあるんだけど?
大丈夫です!保存したハイレゾ音源も
Amazon musicHDなどのハイレゾストリーミングサービスにも対応している
「DENONのDNP-800NE」を
レビューしていきます。これからネットワークオーディオを始めたいなって人に最適ですよ!
ネットワークオーディオとは?
そもそもネットワークオーディオとは、家庭用などの同一LANネットワークに音源(NASやHDD)とプレーヤー(PCやネットワークプレーヤー)とコントローラー(スマホ等)を接続し音楽を再生することです。
つまり最低限下記の物が必要になります
- インターネット環境
- 無線ルーター
- スマホやタブレット
PCオーディオとは何が違うの?
ネットワーク構築しなくていいのが、PCオーディオですパソコンと音源とスピーカーさえあればできちゃう
なんかそっちの方が簡単そう!
これ、ほんとに思うんですけど私の意見としてはむしろPCオーディオの方がレベルが高いと思います。
ケーブルや再生ソフトなど構成の自由度が高いので、音質向上アイテムでの伸びしろが高い分のですけどね。
RoonやJPLAYなどの再生する為のソフトの選定、それを正しく再生する為のパソコンの設定と知識が結構必要です。排他モードの設定って?カーネルストリーミングって?まじで煙出ます(笑)
音が出ず四苦八苦することもある
その点ネットワークオーディオは
- パワードスピーカー
- ネットワークプレーヤー
- ストリーミングサービスの(Amazon Music HDなど)契約
最低限これだけあれば、ほぼ複雑な設定なしにスマホ操作で、NASなどのデータ再生からストリーミング再生まででき音が出ないなんてことはまずない。
これこそがネットワークオーディオの最大の利点だと思います。
もちろん別途D/Aコンバーターやプリメインアンプを接続すれば音質は向上するよ!
そんなネットワークオーディオ入門に最適なのがDENONのDNP-800NEなんです。
入門クラスとは思えないくらい高音質でなおかつ安い
外観やスペック
それでは外観やスペックを見ていきましょう。簡単に抜粋すると下記のようになってます。
ストリーミングサービス | Amazon Music、Spotify、AWAなど インターネットラジオ |
対 | |
Amazon Alexa | 〇 |
画面表示 | 〇(日本語対応有機ELディスプレイ) |
AirPlay 2、Bluetooth対応 | 〇 |
DSDファイル再生 | 5.6MHzまで |
PCM系高音質ファイル再生 | WMA,MP3,WAV, MPEG-4,AAC,FLAC, Apple Lossless 最大192kHz/24ビットのWAV/FLAC/ALACなど |
デジタル入力端子 | USB-A入力(フロント |
アナログ出力端子 | アンバランス出力×2(ボリューム固定 / 可変) ヘッドホン出力 |
デジタル出力端子 | 光デジタル出力×1 |
ネットワーク種類 | IEEE 802.11a / b / g / n |
外形寸法 | 434 x 170 x 312 mm |
質量 | 3.9 kg |
ストリーミングサービスについては、Amazon Music HDが使いたかったので問題なしです。メジャーな所は抑えてあります。Apple musicはAir playで再生しよう。
前面を見ていきましょう、下記の機能が全面にあります。
- 電源ボタン
- USB-A入力(NASやHDDを接続)
- ヘッドホン端子
- ボリューム
- 画面表示
- バックボタン
- 再生、停止、送りなどのキー
- ソース切換えボタン
まず電源のON、OFFボタンや画面表示があるのはうれしいかな。Bluesound NODE 2iはなくてすっきりしてオシャレだけどやはり設定の時は全然違う。本体だけで、できてしまいます。
楽曲名、周波数が見れるのも初心者向けでいいですね。
全体的な質感もいいですね
後ろを見ていきましょう
電源コードは変えれないので、電源コードでの音質向上はできない仕様。背面には以下のポートがあります
- アナログ出力
- FIXED
- 固定出力(前面のボリュームで操作できない)
- プリアンプ、プリメインアンプ、ボリューム機能があるパワードスピーカーを接続
- VARIABLE
- 可変出力(前面のボリュームで操作可)
- ボリューム可変機能のないパワーアンプなどと接続
- 本機から音量調節可能
- FIXED
- デジタル出力
- 光出力
- 外部D/Aコンバーターに出力する時に使用
- 光出力
- IRコントロール
- ネットワーク
奥行きも通常のDENONのプレーヤー等と同じサイズで、特に大きくもなく同シリーズを持っている人は違和感なく配置できます。
音質は?
一番気になるのは音質ですよね!音質は値段を考えたらかなりいいです。
レンジや情報量は値段の高い機種と比べると、多少見劣りしますが高音、低音の位相がよく空間表現が上手です。
Amazon music HDの音源で音質だけで言うなら同じネットワークプレーヤーでよく検討される、もう少し値段の高いBluesound NODE 2iより上です。
ものすごくバランスのとれたハイコスパな商品
ただ、Bluesound NODE 2iは
- Roon ready対応機であること
- MQAをフルデコードできること
- マルチルーム再生が優秀
- 豊富なストリーミングサービスに対応
このような優位点があり
「Roon」+「TIDAL」+「MQA」などの組み合わせでとんでもない実力を発揮するので、将来性はこっちが上レビューしてますのでみてみましょう
使用環境、別途DACやアンプはあったほうがいい?
私の使用環境は下記のようになってます。
- スピーカー
- DALI OBERON5
- アンプ
- nmode X-PM3
- D/Aコンバータ
- nmode X-DU1
- ネットワークプレーヤー
- DENON DNP-800NE
まず音がいい再生方法順に並べると
- DNP-800NE(DSD音源をUSB再生)→X-DU1→X-PM3→OBERON5
- DNP-800NE(Amazon music HD再生)→X-DU1→X-PM3→OBERON5
- DNP-800NE(Amazon music HD再生)→X-PM3→OBERON5
- DNP-800NE(Bluetooth,AirPray再生)→X-PM3→OBERON5
- DNP-800NE(Amazon music HD再生)→パワードスピーカー
単純な構成は⑤だけどやはりプリメインアンプをつなげた方がかなり高音質になる。
質の良いアンプやD/Aコンバータにデジタル出力して再生するとかなり音質は向上します。
おすすめは同じメーカのPMA-800NE。こちらも安くて高音質なので入門機におススメです。光デジタル入力があるので別途D/Aコンバーターが不要なのもいい
D/Aコンバーターのおススメは、サウンドウォーリアのSWD-DA20やSWD-DA15。小型なのに高音質で、SRC機能でサンプリング周波数を変化させて遊べます。
3番の構成でも全然ありだと私は思いましたよ!中途半端なDACだと無くても全然いい。
Amazon music HDなどハイレゾストリーミングサービスが、充実してきた今だらこそ最高の商品になるよね
正直スマホ等からのBluetooth再生やAirPray再生はBGM向きならって感じで、ゆったり腰を据えて聴くには物足りなさは感じます。
値段は?
このDNP-800NEにおいてネットワークプレーヤーデビューに向いてるのは、このコスパの良さ、価格の安さです。
初めて使うのに10万近くは払えないですよね?でもおおよそ5万円以下で10万円近い製品を凌駕する実力を秘めていると思います!
高い方が音がいいってわけではないのがオーディオの難しいところですよね。大体の価格差を見ていきましょう。
中古はヤフオク等の値段です
中古 | \30,000~¥40,000 |
新品 | ¥45,000~¥50,000ほど |
こうしてみるとほとんど値段差がありません。これならよほど安くて程度のいい中古を見つけない限り新品がいいでしょう。
微妙な点
もちろんいいとこだけではありません。正直よくないな―という点もあります。皆さんも気になって検索していろんな所で目にしているワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」
これの評判が悪いという点です。なぜかというと
- プレイリスト再生がどのようにできるのかわからない
- 作成はもちろん他の曲再生の順番が選べない
- HEOSアプリのフリーズなどの報告が結構ある
こんな感じです。
実際に私も使って試したんですけど、プレイリスト作成のやり方が分かりません( ´∀` )キューってのがそうだと思うんですが用研究です。むしろ教えてほしい。
まぁ逆に言えばそれ以外の欠点は特にないです。ことAmazon music HDををいい音でって目標は達成してますし。プレイリストも別に使わなくてポチポチ再生してもいいですし。
既存のプレイリストは使えるので。こう言うHEOSアプリの悪い点だけで買わないのはもったいないかなと思います。
逆にこの情報を私は知ってたので、まぁこれだけならと許容できました。
まとめ
色々悪い点もありますが
ネットワークオーディオプレーヤーとして
Amazon music HDをメインにハイレゾストリーミングサービスの再生を考えている人にはめちゃくちゃおススメです!
気になる音質も5万以下の値段では信じられない。いい音で、ネットワークオーディオプレーヤーデビューに最適です。
このハイレゾストリーミングサービスはこれからも発展していくものですし、この機会にぜひネットワークオーディオの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?それではまた~!
コメント
こんにちは。
参考になる情報ありがとうございます。
AlexaでHEOSのスキルを使っての音声操作ができないという情報がありますが、よしか様のところではどうでしょうか?
教えていただけると参考になります!
こんばんは。コメントありがとうございます。
現状試したのですが特にこちらでは問題なく音声操作できました。
アップデートでファームウェアを最新にした方がいいかもです