前回、本当に便利なの?新型Echo show5を実際に使ってみた結果を細かく紹介の記事では、Alexa搭載のディスプレイ付スマートスピーカーのEcho Show5を紹介しました。
5.5インチディスプレイを搭載し、デスク上にぴったりでした。でももっと画面が大きかったらという不満もありました。
そんな中、15.6インチフルHD (1080p)タッチパネルを搭載した「Echo Show15」が発売されました。
今までとは全然違う大画面にウィジェットや付箋、ビジュアルID機能が追加され、Prime Video、Netflixなどもより微細な画面で堪能でき、もちろんAlexaでスマート家電も音声だけでなくタッチ操作も可能。
壁掛けできるので、家族間のコミュニケーションや情報を共有・整理できる近未来アイテムとして、気になってやまない人も多いと思います。
でも気になるけど「実際なにができるの?」「3万円は高い!」ってなりますよね。そこで今回は「Echo Show15」を詳しくレビューしていきます。欲しいけどどんな感じなんだろうって人の参考になればと思います。
echo show15とは?
「Echo show15」って何?
を簡単に説明するとsiriやgoooleアシスタント、clovaというような
AlexaというAIが搭載されたタッチ操作が可能なスマートディスプレイです。
大画面化したことで音声だけでなく、タッチ操作でスマート家電の操作もしやすく、付箋やメモ、ウィジェット機能、天気やニュースなどの情報も視覚的にまとめて認識しやすくなりました。
画面が大きいことで、カメラを使った見守り、ビデオ通話などもよりしやすくなりました。
Alexaシリーズは以下の2種類から派生し分類されます
(スピーカーのみ)
(ディスプレイ搭載)
そんな中で10インチから一気に15.6インチに巨大化し、話題になっているのが「Echo show15」なのです。
家族の中心にAlexaというフレーズの通り、家族間の情報の共有化を大画面でというテーマの商品です。
なので設置も家族が一番目にするリビングの入り口や、キッチン付近での使用が多そうです。また唯一縦画面も可能です。
Echo show15はprime会員向けでAmazonアカウントが必要になります。
興味がある方は30日間の無料体験があるので試してみましょう
Echo show15の使ってみた結果は!?
結論から言うと、Alexa搭載のスマートディスプレイで、新機能の付箋やウィジェット機能、スマートホーム機能を大画面で一元化できるのは助かります!
ただワクワクしすぎると特にウィジェット機能の自由度、数の少なさ、各機能のカスタマイズできない所に不満がでて、まだまだ改善が必要に感じます。
新規のビジュアルID機能も正直そこまで使わない。よっぽど多忙なスケジュールが家族観で共有する必要があるなら別です。これ、フリーランスの方やテレワークの方にはいいかも
とはいえ上記の図のようなやりたかったことはほぼできました。特に見守り用途などにはかなり便利です。スマホ等が持てない介護やお子さんがいる人には最適でしょう。
なんだかんだ家族も料理をしながらYouTubeやクックパッドを見たり、フォトフレームでわいわいしたりと楽しめています。
リビングに置いて大掛かりなフォトフレームとなる人が多いかもしれませんが(笑)
それだけにかゆいとこに届いていない印象。ウィジェットや様々な挙動がアップデートされカスタマイズできるようになれば理想的な使い方ができそう。
これが3万円でなければ我慢できるのですが・・・値段が高いので不満が出ちゃう。
商品はすごくおもしろいです!ほとんどのレビューの不満はカスタマイズできないことによる不満がほとんど。
子供や介護、ペットなどの見守り用途が主なら満足度が高い。ウィジェットなどスマートホーム機能、情報を一元化し自分好みにカスタマイズできると購入すると満足度が下がる。
それでは詳しく外観やできることを見ていきましょう。
Echo show15の外観を見ていく
簡単なスペックはこんな感じです。
wifi 6 (802.11ax) はサポート外なので注意しましょう。
サイズ | 幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm |
重量 | 2.2kg |
ディスプレイ | 15.6インチタッチスクリーン (解像度 1920 x 1080) |
カメラ | 5メガピクセル (カメラカバー付き) |
オーディオ | 1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー x 2 |
wifi | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) wifi 6 (802.11ax) はサポート外 |
付属品は以下のようになっています。
- echo show15本体
- 取説類
- 壁掛け金具
- ACアダプタ
- 壁掛け金具用ビス類
本体寸法は縦402×横252×奥行き35mmで、15.6インチタッチスクリーン (解像度 1920 x 1080) を搭載しています。
左上にはカメラがあり、画面は光沢仕様でとて綺麗ですが反射が少し気になる。専用の非光沢にするシートが欲しいですね。
白枠の内側が15.6インチになるのですが、ベゼルが約3cmと太すぎて一昔前の印象を受けます。
でもフォトフレームとして使うと、太枠が額縁みたいで結構オシャレに。
厚みは35mmとかなり厚く、重さも2.2kgとかなり重く設置が大変。
surface proと比較したらこんなに違う。3台分くらいあります。
Echo show 15の音質は?
側面には1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー×2個のスピーカーがあります。
amazon musicや映画などがステレオ再生でき、音質はecho show5に比べたら全然違います。
音声の聞こえ方もいいです。echo show5はこもりすぎていた。
ただ、低音不足なのはあるので音は軽い。BluetoothスピーカーやWi-Fi接続できる別のスピーカーで高音質にしましょう。
壁掛けしたり、スタンドで壁に寄せれば、少し低音を増強できます。
Amazon musicなどを再生すると、対応しているものは画面に歌詞が表示されます。ちょとしたカラオケ気分ですね!
背面はACアダプタの電源差し込み口と、付属品の壁掛け用の金具を取り付ける溝があります。でもこれは直接ねじで壁に取り付ける場合にしか付けれません。
大きく穴をあけれない賃貸では使えませんね。
実は公式にも書いていないんですが
VESAマウントに対応しています。
穴ピッチは100mm×100mmですので対応したディスプレイアームなどでデスク上にも置けたりしますね。
設置法方はスタンドか壁美人やVESAマウントによる壁掛け
Echo show 15の設置方法は主に3つ。専用スタンドを使って立てるか、専用の壁美人のキットやVESAマウントで壁掛けする方法です。
一番簡単なのはスタンドで立てる方法。ただ賃貸の方も多く、必須なだけに同梱にしてもよかったような。
Echo show 15専用のスタンド
チルト機能があり値段は3,980円。上方向に60°、下方向に5°傾けることができ、縦置きも可能です。
壁美人のEcho show 15専用の壁掛けセット
一方壁美人で取り付ける方法ですが、石膏ボード用でEcho Show15用専用品で販売されています。価格は3,480円。
ホッチキスで止めることができ、石膏ボードの壁なら簡単に取り付けることができます。
外した跡がほとんど見えませんので賃貸物件でも安心です。
縦でも横でも設置可能なのでうれしい所ですね。
VESAマウントを使いアームによる壁掛け
Echo show 15の背面には100mm×100mmのVESAマウントに対応しています。
これを使えばディスプレイアームなどを使い自在に設置可能です。
壁美人の壁掛けの弱点である、角度を変えれないを克服できます。
【賃貸でもできる】Amazon Echo show15を〇〇で壁掛け!の記事で壁掛けのやり方を紹介していますのでこちらからご覧ください。
Echo show15のできること
それでは具体的に「Echo Show15」は何ができるのか?を紹介していきます。
基本的には下記のような事を便利にできるアイテムとして購入される方が多いと思います。
まずはディスプレイ付きのEcho showシリーズに共通でできること
- Prime VideoやNetflix、youtubeなどの動画を見れる
- Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWAなどで音楽を楽しむ。
- 外出先から内蔵カメラにアクセスして部屋の様子を確認。画面で、声で、対応するスマートホームデバイスを操作。
- ビデオ通話や自宅の他のEchoデバイスへのアナウンス機能
- フォトフレーム機能
これらの機能は基本的に画面が大きくなることにより、より見やすく、わかりやすくなり使い勝手が向上しました。
そして今回新たに追加された機能は以下で、より家族による利用に特化しています。
- 付箋、やることリストなどのウィジェット機能
- ビジュアルIDと音声ID追加による個人のプロフィール機能
抜粋して少し紹介していきます。
ウィジェット機能をカスタマイズし使いやすくできる
Echo show 15はウィジェット機能が追加され、家族や個人の情報が一目でわかるようになりました。
スマホのウィジェット機能を想像するといいです。大画面なので家族にメモを残したり、やることリストや買い物リストが大きくみれてわかりやすい。
ホーム画面から右側を左にスライドしたり、ホームからウィジェット選択で表示する内容を変更できます。12個のウィジェットから最大6個を選んで表示させれます。
ただ今のとこをサードパーティーのウィジェットはクックパッドしかなく、数も少ないため今後のアップデートに期待です。
またウィジェットの領域を変えれない為、全画面表示のカレンダーにしたりスライドショー部分を大きくしたりはできない。
またウィジェットは偶数ならばいいが、奇数表示だと無駄な空白ができるのでこれは改善してほしい。
ウィジェットのサイズ変えれたらよかった。ウィジェット機能は目玉なのでもう少し何とかしてほしかった。今後に期待。
偶数でも2つを選ぶとなぜか設定が出っぱなしで消せない
個人的には、付箋、やることリスト、よく使うスマートホームは特に便利。でも付箋を音声コマンドでつけると、数字が漢数字にしかならなくて時間を付箋したりすると見づらい。
Echo show15でPrime VideoやNetflix、youtubeなどの動画を見る
他のEcho showシリーズと同じで動画サービスを見ることができます。
ホームから下に画面をスライド→ビデオ、もしくは音声でも呼び出すことができます。
アプリとしてはprime videoとNetflixのみです。他はウェブで開くことになります。
ディズニープラスとかHuluとかもアップデートで増やせるといいですね。
スクロールやタッチの感度は悪くないのでストレスはないです。
しかしamazon primeをクリックするとホーム画面が出るのですが、このUIはちょっと酷い(笑)視覚的にわかりにくすぎです。
もっとサムネイルが並んで選択しやすくすべき。さらに何回かクリックしてやっとたどり着く。fire stickのようになってたらいいのに。
でもまぁ15.6インチのフルHDのディスプレイなので映像はきれいです。
音声コマンドで「全画面にして」で全画面にすることができます。
でも字幕を消してなどには対応していませんでした。
Netflixもアプリ起動になります。こちらはUIは他のアプリと変わらず再生することもできます。
しかしここからの音声コマンドには対応していません。
- 字幕のONOFF
- 全画面
- 次のエピソードへなど
次はyoutubeを見ていきましょう。
YouTubeはウェブで見ることになりますが特に問題なく見れます。
マイクの感度もいいのできちんと検索できています。
Echo show5と同じで音声コマンドでの全画面表示はできません。
しかしサイズ的にはipad Air10.5インチより初期画面は大きいです。
左上をタップすると他のアプリを呼び出したり、文字入力画面に行けます。
ヤフートップ画面やAmazonショッピングへ行くことも可能なので、大きなタブレットととして使うことができます。
動画再生に関しては音声だけでは限界があり、結局タッチする必要があるので専用のリモコンがあればいいなと思います。
COOKPADを便利に使う
クックパッドも大画面化したことにより使い勝手が増しました。
ホーム→ビデオ→クックパッドでも見れますし、「アレクサクックパッドを見せて」でも使えます。
作りたいものを伝えると、このように番号で聞いてきますので伝えると詳細を案内してくれます。
4まで見えてますが音声コマンドでスクロールはできません。
番号を言って詳細レシピを見ます。するとこんな感じで画面が切り替わり、アレクサが材料を音声読み上げて作り方を教えてくれます。
読み上げてくれるのはすごい便利。「アレクサ、次」で次の手順に行きまた読み上げてくれます。
ここまで一切手を触れることなく、音声コマンドだけでいけるので、料理中や他が汚れているときにとても便利です。
echo show15を見守りカメラとして使う
以前紹介しましたEcho show 5とは違い、「Echo show15」は見守りカメラとして使えます。
留守番中の子供、ペットの監視、年配の両親の状況確認などに活躍します。
手順としてはまず、設定→カメラから自宅のモニタリングをONにしましょう。
アカウント確認が来るので、パスワード入力し進みます。
あとはスマホのAmazon alexaアプリを開き、デバイスからカメラを選びましょう。するとEcho show15が表示されますのでタップします。
するとこんな感じで映像が映ります。スピーカーやマイクの音を消せますのでこちらの音を伝えないようにもできますし、あちらの音を聞かないようにもできます。
ピントはすぐ合いますので素早く様子を見ることが可能です。
Echo show 15からは今見られているというのがすぐわかりますので、安心です。
また見守りカメラとして使う場合は見ている側の映像は出ません。
「よびかけ」と同じで自動的に接続します。
なので遠方の年配の親だったり、ペットやお子様など接続タップするのが困難な場合に活躍しますね。
ビデオ通話は相手が接続をタップしない限りつながりません。
呼びかけは最初はピントが合わず曇りガラスの様になっています。これはプライバシーの配慮でしょうか?自宅のモニタリングの場合は最初からピントが合っています。
- 呼びかけ
- 自動接続、発信側の映像表示される
- タップが困難な方や、ペットの様子を見るとき
- ビデオ通話
- タップする事で接続、発信側の映像表示される
- 受け側が接続拒否できる、電話のような使い方
- 見守りカメラとして使う
- 自動接続、発信側の映像表示されない
- 子供やペットの様子を見たいときのみなど
ビジュアルIDを登録し、自分用の予定やメモを表示する
Echo Show 15は、新しくビジュアルIDと音声IDを作成できるようになりました。
家族のプロフィールを作って設定しておけば、カメラや音声をalexaが自動で認識し、自分用のカレンダー・メモ・音楽や予定などを自動で表示してくれます。
「ホーム」→「プロフィールと家族」で設定できます。
ビジュアルID登録しているとこのように、echo show 15の前に立つと〇枠で誰を認識してるか表示されます。
echo showシリーズの比較
スマートディスプレイ付のEcho Showシリーズは以下の4つです。
それぞれディスプレイの大きさは違い、カメラやオーディオ性能、特殊機能がシリーズで違いますので確認しておきましょう。
Echo Show10だけ特殊で自動回転機能がついていて、見守りカメラに特化しています。またカメラの画質、音質はecho show10が上です。
- Echo Show5
- Echo Show8
- Echo Show10
- Echo Show15
Echo Show 15 | Echo Show 10 | Echo Show 8 | Echo Show 5 | |
---|---|---|---|---|
サイズ | 幅402mm 高さ252mm 奥行35mm | 幅251 mm 高230mm 奥行172 mm | 幅200mm 高さ130mm 奥行99mm | 幅148mm 高さ86mm 奥行73mm |
重量 | 2.2kg | 2.56kg | 1.037kg | 403g |
スクリーンサイズ | 15.6インチ (解像度 1920 x 1080) 横向きでも縦向きでも使用可 | 10.1インチ 解像度 (1280 x 800) 自動色彩調整機能 自動回転機能付 上下角度手動調整可 | 8.0インチ 解像度 (1280 x 800) 自動色彩調整機能 | 5.5インチ 解像度 (960 x 480) |
カメラ | 5メガピクセル (カメラカバー付き) | 13メガピクセル (カメラカバー付) | 13メガピクセル (カメラカバー付) | 2メガピクセル (カメラカバー付き) |
オーディオ | 1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー x 2 | 2.1チャンネルシステム: 1インチツイーター x 2 2.5インチウーファー | 2.0インチ (52mm) ネオジムスピーカー | 1.65インチ (42mm) フルレンジスピーカー |
プロセッサ | Amlogic PopcornA (Pop1) オクタコアSoC、Amazon AZ 2 ニューラルネットワークエンジン | MediaTek 8183 メインプロセッサ Amazon NNA 補助プロセッサ Amazon AZ1 Neural Edge 補助プロセッサ | MediaTek MT 8183 | |
センサー | ALS RGB周囲光センサー、加速度センサー | ブラシレスモーターによる 左右175° (350°) 回転 | ||
値段 | 29,980円 | 29,980円 | 14,980円 | 8,980円 |
- カメラ画質、音質がよく、自動フレーミング機能が欲しい
- echo show 10
- 大きな画面で家族の予定を共有しウィジェット機能を使いたい
- echo show 15
- 安く、デスク上に省スペースに置きたい
- echo show 5
まとめ
「Echo show15」は自宅やオフィスで共有する情報が多いほど活躍します。
また大画面なのでペットや介護などの見守り用途、スマートホーム家電操作をタッチ操作したい人には刺さる商品です。
- 自宅やオフィスで共有する情報が多い人
- Alexaなどのスマートホーム家電を多数使っている人
- echoshowを使ったことがあり、大きな画面サイズが欲しい人
- ペットや子供、介護などで見守り機能が主で使う人
逆に今までスマートホーム家電をあまり使わず、個人で使う場合はあまり必要がないかもしれません。
音質は普通で少し低音不足なので、高音質化をするなら外部スピーカーで強化しましょう。
- Alexaなどのスマートホーム家電をあまり使っていない、持っていない人
- ウィジェット機能や付箋など細かくカスタマイズしたい人
- 共有情報が必要がない、一人で使う人
別記事の本当に便利なの?新型Echo show5を実際に使ってみた結果を細かく紹介ではecho show5を紹介していますのでご覧ください。
画面がいらない場合はecho dotをおススメします。
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